「奥丹波にそば街道をつくっていきたい」。Ｉターンした市島町で蕎麦やを営む佐藤さんは、数年前からこの構想をもって、そば仲間に呼び掛けてきた。昨年、市島・春日・福知山市に３店舗増えて、６店舗になった。そのチラシができたのだ。
店主の個性やお店の雰囲気もそれぞれだが、味にうるさい本物志向では共通する。「丹波にはユニークな人材が多いけど、何となく孤立して連携にとぼしい。とにかく、みんなで面白いことがしたい」という佐藤さん。この春には、６店主が協力してどこかでそば祭りをやるらしい。
何かと仕掛けるのが好きな佐藤さんは、弟子たちにお店を任せたりして、いま別の隠れ家のような古民家を借りて次のプランを練っている。公開は１年先ということだが、どんなものができるのか楽しみだ。

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