コラム
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今朝は、無蛾さんの陶酔境
昨日はいつの間に消えていたが、今朝も勝手口の同じ場所にいた。しかもなぜか、ぼくのサンダルの上で2匹重なり陶酔?
昨日の大きいほうがオスで、小さいほうがメスなんだろうな。サンダルをそっと手で持ちあげてみたけれど、ぴたり寄り添って動こうともしない。なぜかふと、インドはカジュラホのカーマスートラ寺院群の神々を連想した。
蛾は夜間に行動するが多いという。昨夜からずっと合体か! ふと見ると、すぐそばに、もう一匹の小さい蛾がひかえていた。ということは三角関係なのか?
合体から離れた(実は、いじわるして離した)オスの蛾の様子をしばらく見ていると、羽根の付け根あたりをぶるぶると5~6秒振動させた。ヘリのように宙にふわっと浮いた。そして、2秒間50回転ほど羽根をバタつかせたかと思うと、スィーッと水平方向へ飛び去っていった。なんと見事な、UFOのような軌道を描いて。残された2匹の蛾は柿の落ち葉にへばりついていた。
後で調べてみると、この蛾の種類は、全国どこの山野にもいる「ヤママユガ」。幼虫のときはうちの畑で有機無農薬の野菜を喰い荒していたのだろう。まぁ、いいさ。いくらでも食べて完全変態して、カーマスートラを見せてちょうだい。
以下、「ウィキペディア」より
ヤママユガ(チョウ目に分類されるガの総称)
大型のガで、成虫はチョウのような羽と羽毛状の触角をもつ。幼虫はさなぎになる前に糸で繭を作るので、かつては人間に利用された。この科の昆虫をまとめて、「マユガ」と呼ぶ場合もある。
ガ(蛾)とは、節足動物門・昆虫綱・チョウ目(鱗翅目、ガ目とも)に分類される昆虫のうち、チョウ(具体的にはアゲハチョウ上科、セセリチョウ上科、シャクガモドキ上科)を除いた分類群の総称。日本にはチョウ目の昆虫が3,500種類知られているが、「チョウ」と呼ばれるものは250種類にすぎず、他はすべて「ガ」である。世界全体で見ると、ガの種類数はチョウの20~30倍ともいわれている。チョウとガに明確な区別はない。
成長段階は、卵 - 幼虫 - 蛹 - 成虫という完全変態をおこなう。幼虫は外見や行動によってイモムシ、ケムシ、シャクトリムシ、ミノムシなどと呼ばれる。幼虫は植物食のものが多いが,様々な食性を持つものがある。
例えば主にヒグラシなどセミの仲間に寄生するセミヤドリガ,コナラやクヌギに穿孔し樹液に集まる虫を捕食するボクトウガ,普段は植物食だが機会的にイモムシなどを捕食するオオタバコガ,ミツバチの巣を専食するハチノスツヅリガ,チョコレートなども含む乾燥子実類を食うノシメマダラメイガ,乾燥羽毛・獣毛を食うイガなどがいる。変わった食性の物としては陸貝を専食する Hyposmocoma molluscivoraが知られている。
蛹になる前に糸を吐いたりして繭(マユ)を作る種類が多く、カイコガなどはその糸が人間に利用される。 ただしスズメガ科の多くの種類など、繭を作らずに土中でさなぎになるものもいる。夜に行動する種類が多いが、サツマニシキ(マダラガ科)などのように派手な体色を持ち昼間に行動するものもいる。