コラム
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丹波栗の在庫はあと20kg余り
もともと生産量は300kgほどしかありませんので、1カ月ほどでなくなります。昨年、村上さんは50本ほど苗を植えたそうですが、桃栗3年というように、その苗から出荷できるのは来年から。でも木が小さいうちはその量も知れています。
今年は京都の有名リゾートホテルから「鬼皮を剥いて送ってほしい」と注文がありました。鬼皮の傷をつけずに手早く剥くのはけっこう熟練を要しますが、さすがにこの辺りでは、アルバイトでする熟練のおばちゃんがいるので助かります。
雲ひとつない秋晴れの昨日、昼飯を食べる間もなく丹波栗と黒枝豆の収穫・出荷作業に追われていたので、道の駅「おばあちゃんの里」に弁当を買いにいきました。ところが、まだ昼を少し過ぎたばかりなのに弁当は売り切れ。平日にもかかわらず、焼き栗(3L)の実演販売コーナーには、5~6組みのお客さんが待っていました。これが土日ともなると行列です。
ありがたいことに丹波ブランドの栗は、けっこう値がするのに大人気。高齢化のために生産・管理がおいつかず、昨年来、丹波市をはじめ「丹波ブランド」を名乗れる地域は、丹波ブランドの栗の生産量を増やそうしています。田舎元気本舗のある春日町野上野でも、町づくりの一環として取り組はじめたところです。
ちなみに、我が家の裏山の2本の栗は手入れも何もしないので、大きさは2Lがほとんどで、3Lは1割も獲れません。3Lや特選をつくろうと思ったら、枝の剪定をはじめ水管理など、やることはけっこうあるようです。
十年ほど前まで春日町野上野は観光梨園で有名でしたが、いまでは細々と続けているだけ。「梨園がなくなったら、こんどは栗園かいな・・・。また私らが忙しくなるだけや」という女性たちのボヤもちらちら聞こえています。