コラム
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「よこやま農園」畑だより・・・・「ダイコンサルハムシ」の季節
篠山の時報(「夕やけ小焼け」のメロディー)は6時から5時になり、もうすっかり秋になりました。そして、よこやま農園に「ダイコンサルハムシ」の季節がやってきました。
昨年は、白菜やカブの姿が消えてなくなるほど、この虫にアバラナ科野菜を食べられてしまったため、今年は対策を立てました。まず、苗作り。ポリバケツを並べた上に台を作り、その上で育てました。飛べない小さな黒いテントウ虫という出で立ちのサルハムシは、すべってポリバケツを登ることができず、見事きれいな苗に育ちました。
次に、休耕田を借り、そこに白菜や大根を植えること。アブラナ科野菜を育てていない畑なら、サルハムシの数も少ないと思ったのですが、これはほとんど効果なく、結局、久世が連日ピンセットで黙々と虫とりをしています。白菜の前にじっとしゃがみこみ、農村では若い女性が一心に何かをつまんでいる様子は、道行く人の目をかなり引き、よく「何しとんじぇ?」と声をかけられています。
一方の私も、今年こそは童話のキリギリスにならないようにと、時に寝る間を惜しんで働いています。作物泥棒もかくや、という姿に、もっと仕事が上手になれば何もこんな時間に働かなくても良いはずだ、と思うのですが、駆け出しの今はこれしかできず、下手な鼻歌など歌いつつ(眠気さましと、泥棒じゃないよ、というアピール)働いています。
白菜を食べる日の来るのが、今一番の楽しみです。 2012.10.2 横山 幹史
参考:ダイコンサルハムシの写真は『幼虫図鑑』をどうぞ
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/daikonsaruhamusi.html
よこやま農園
http://shop2.ing-hompo.com/shop/item/list/yokoyama.html
写真提供:平野(丹波カルデン レース状の白菜)