丹波篠山:播種機「ごんべえ」を使わないワケ

ネギの定植、やっと終わりました。「どっさり植えとってやに」と近所の方に言わしめるほどです。そして、ニンジンの種を播きました! 


「ごんべえ」という手で押す播種機を持っているのですが、小さな種のニンジン、全て手で播きました。「ごんべえ」は楽は楽なのですが、播き溝が浅い(つまり、水遣りをしてもすぐ乾きます)、種をたくさん播きすぎる(あとの間引きが大変なのです)という欠点があるので、ずっと多くの時間がかかっても、ニンジンは毎年、手で種を播きます。
表面が真っ平らになるようにトラクターで畝立てをしてから、一輪車を押して播き溝をつけ、そして、そこへ水遣りをまずします。多すぎず、少なすぎずに種を播き、うすく土をかけて、その上をもう一度、一輪車で通ります(鎮圧したほうが水分保持しやすいのです)。それから、水遣りです。晴れが続くようなら毎日します。芽が出るまで。今回は2回水遣りしただけで雨が降ってくれました! ただ、ドシャ降りだったので、「種播き後は、強い雨にたたかれないように」との注意点はひっかかります。きれいに発芽してくれるかなぁ・・・

ダイコンサルハムシのオトリの種播き
明日は、大根の種播きの予定です。白菜は苗を作ってから、畑に植えます。今、育苗ハウスの中で白菜の苗がわんさか育っています。リーフ・レタスの苗はすでに畑に移しました。レタスの苗はとにかく葉がぺらぺらで弱っちい(暑さに)のですが、畑でなんとか生育中です。
10月獲りのキャベツはもうかなりでかいですね。12月、1月獲りの苗は植えたばかりです。うまくいけば、今冬はキャベツがわんさかありますね。しかも、サヴォイ・キャベツという煮込み料理向けの品種も初めて育ててみました。そして、小松菜・少カブ・ミズナ・タア菜といった葉ものの種も明日から播きます(キッパリ)!!
最近は虫害が酷いので(ほんとうにヒドイです。全滅します)、9月中はハウスでの苗作り(ミズナ・タア菜)以外、畑で葉ものの種を播かないのですが、今夏はあの、にっくきダイコンサルハムシをあまり見かけないのと、大根・白菜にダイコンサルハムシが来ないようにオトリとして、という理由で明日、種を播きます。あ、あと、シュンギクですね。ホウレンソウはまだ暑過ぎてダメです。ホウレンソウは雨と暑さが苦手なのです。

息子の力コブ
最近、2年生の野原(のはら・男の子)は、“強い身体”にやたらと興味ありです。ウルトレマンの影響でしょうか。
これまで、5年生の風葉(かぜは・女の子)が、大きい鏡を独占状態だったのですが、この頃、野原が裸で鏡を見つめていることが多いです。
「なあ、お父さん、ぼく、この腕の所かたいやろ(力こぶらしいです)。ホラ。なあ、どうやったら、お父さんみたいにお腹のところに線が入るん? なんで、お父さんは、お腹がへっこんでるん?」
「野原、米と味噌汁と野菜と梅干しをいっぱい食べて、腹筋と背筋と腕立てを毎日やってみぃ。毎日やぞ。あと、煮干しもな」
一晩だけ筋トレをしていましたが、それ以後は全くやっていません。野原の身体はどうなるのでしょうか。 (2012.9.1) 坂口典和

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写真提供/平野
右上:稲刈り(丹波市春日町)  、左中:ニンジンのタネ、左下:水菜のタネ