東京富士美術館所蔵中国陶磁名品展

兵庫陶芸美術館   9 月8 日(土)~11 月25 日(日)
世界四大文明の一つ、黄河文明の発祥の地である中国では、約1万年前に「やきもの」が誕生し、優れた造形美と高い技術によって、世界の陶磁器をリードしてきました。

新石器時代の彩陶や灰陶などに始まり、紀元前15世紀頃の商時代にはいち早く灰釉陶器が生み出されました。その後、前漢時代(紀元前3~紀元後1世紀)には鉛釉陶器が盛んに作られ、後漢時代(1~3世紀)には青磁が誕生しました。唐時代(7~10世紀)になると東西交易が盛んになり、唐三彩のような国際性豊かなスタイルが生み出されました。
宋時代(10~13世紀)になると、青磁・白磁は完成度を増し、北部の金では掻き落としや上絵付による器面装飾が始まりました。元時代(13~14世紀)には青花磁器が生み出され、明時代(14~17世紀)には色鮮やかな五彩磁器が花開きました。さらに清時代(17~20世紀)には、より鮮やかな色彩の粉彩磁器が開発されました。
本展覧会では、日中国交正常化40周年を記念し、日本有数の中国陶磁コレクションである東京富士美術館所蔵品から125点を厳選し、中国陶磁の悠久の歴史を紹介します。

特別展 
日中国交正常化40周年記念「東京富士美術館所蔵中国陶磁名品展」
国内屈指の中国陶磁のコレクションである東京富士美術館のコレクションを初めてまとめて紹介。
平成24 年9 月8 日(土)~11 月25 日(日)

※ 招待券プレゼント(5名様) こちら(田舎元気本舗)→ info@ing-hompo.com

「東京富士美術館所蔵中国陶磁名品展」について

◆展覧会の特徴
(1)国内屈指の中国陶磁のコレクションである東京富士美術館のコレクションを初めてまとめて紹介。
東京富士美術館所蔵の中国陶磁コレクションは、1980 年代にその一部が紹介されて以降公開がなく、この展覧会は、四半世紀ぶりの機会となります。
(2)新石器時代から清時代まで中国陶磁史を通観できる展覧会。
東京富士美術館の中国陶磁は、新石器時代から清時代にいたる4500 年の中国陶磁を網羅しています。今回は、各時代の主だった作品の中から厳選した125 点を展示します。
(3)開館7年目にして当館では初めてとなる中国陶磁展。
当館では、縄文から現代陶芸、日本やヨーロッパなど新旧、国内外問わず陶磁器のさまざまな展覧会を行ってきましたが、中国陶磁の展覧会は、この展覧会が初めてとなります。
展覧会概要
◆展覧会名称:「日中国交正常化40 周年記念東京富士美術館所蔵中国陶磁名品展」
◆英文名称:Masterpieces of Chinese Ceramics from the Collection of the Tokyo Fuji
art Museum
◆会期:平成24 年9月8日(土)~11 月25 日(日)(68 日間)
◆開場時間:10 月31 日まで10:00~19:00 11 月1日から10:00~18:00
(入館は閉館時間の30 分前まで)
◆休館日:月曜休館(ただし、9月17 日(月・祝)、10 月8日(月・祝)は開館し、9
月18 日(火)、10 月9日(火)は休館)
◆観覧料:一般1000 円(800 円)、大学生800 円(600 円)、高校生500 円(400 円)
中学生以下無料
※( )内は前売り及び、20 名以上の団体割引料金です。
※17:00 以降に観覧される場合には、夜間割引料金になります。
(一般500 円、大学生400 円、高校生250 円)
※前売券はローソンチケット(Lコード54560)セブンイレブン(セブンコー
ド018-195)で販売しています。
◆会場:兵庫陶芸美術館展示室1、2、4、5
◆主催:兵庫陶芸美術館朝日新聞社
◆企画協力:東京富士美術館
◆協力:丹波立杭陶磁器協同組合
◆後援:中華人民共和国駐大阪総領事館、神戸華僑総会、
兵庫県、兵庫県教育委員会、篠山市、
篠山市教育委員会、丹波市、丹波市教育委員会、
(公財)兵庫県芸術文化協会、
(公財)兵庫県国際交流協会
2012「日中国民交流友好年」認定行事
関連イベント
◆記念講演会:「中国における鉛釉陶器の発生とその後」
日時:平成24 年9月15 日(土)14:00~15:30
講師:弓場紀知(当館副館長)
会場:当館研修棟1階セミナー室
※事前申込制(先着110 名)詳しくはお問い合わせ下さい。
※参加費無料(ただし観覧券の半券が必要です。)
◆関連ワークショップ:「掻き落しにチャレンジ!」
日時:10 月14 日(日)13:00 より
会場:当館エントランス棟1階工房
※事前申込制(有料)20 名定員。(応募者多数の場合は抽選)
※応募〆切9月28 日(金)詳しくはお問い合わせ下さい。
◆当館学芸員によるギャラリートーク
9月8日(土)、9月22 日(土・祝)、10 月6 日(土)、10 月20 日(土)、
11 月3日(土・祝)、11 月17 日(土)いずれも午前11:00 より(観覧券が必要です)
◆同時開催:当館収蔵品を中心とするテーマ展
ヨーロッパの陶芸-ルーシー・リーとハンス・コパーを中心に
~9月17 日(月・祝)
心を映すやきもの-三原研の炻器9月22 日(土・祝)~11 月28 日(水)
三原研炻器花器2008 年個人蔵

◆第35 回陶器まつり:10 月20 日(土)、21 日(日)
◆関西文化の日:11 月17 日(土)、18 日(日)
※「陶器まつり」「関西文化の日」の期間中は割引料金で展覧会を観覧いただけます。
◆次回展予告:現代陶芸の巨匠たちの美と技―富本憲吉・清水卯一・松井康成―
12 月15 日(土)~平成25 年2月24 日(日)
◆図録:作成予定。
※企画は都合により変更になることがあります。
本資料に関するお問い合わせ
兵庫陶芸美術館 http://www.mcart.jp/index.html

広報担当:企画・事業課久下尚一(クゲショウイチ)
E-mail:Shoichi_Kuge@pref.hyogo.lg.jp
展覧会担当:学芸課長谷川眞(ハセガワマコト)松岡千寿(マツオカチズ)梶山博史(カジヤマヒロフミ)
E-mail:makoto_hasegawa@pref.hyogo.lg.jp
TEL:(079)597-3961
FAX:(079)597-3967
〒669-2135 兵庫県篠山市今田町上立杭4

写真(右上)三彩貼花宝相華文水注(唐時代)(c)東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
写真(中央)黒釉堆線文瓶金(12~13世紀)
写真(右下)五彩魚藻文面盆明(14~17世紀)