コラム
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どこまで自然にまかせたら良いのか
もうかれこれ3週間近くああともな雨がなく、畑はカラカラ、野菜もそろそろ限界という有様だったので少しホツとしています。
以前、ベテラン農家の方が「いやー、お天気がって、何でも天気のせいにすんねん」と笑っていましたが、こりゃ本当だな、としみじみ思います。手をこまねいている訳にもいかないのですが、どこまで自然にまかせたら良いのか、駆け出しとしては迷うところです。
草を刈り敷く・自前の肥料作り・固定種の種を使う
今、育苗用のハウスでは、キャベツ、ブロッコリィー、ケールの苗が大きくなっています。ハウスで育てるのは、夏の強い雨にたたかれないようにするためです。強烈な日差しや高温を和らげるため、ハウス内を黒色の寒冷紗(といってもポリ製)で覆っています。
畑は一部を電気柵で囲い、実るはしからイノシシに食べられる状況は脱しました。
ゴミや自然の循環の外にあるものを、なるべく使わないようにと心掛けてはいますが、自然と呼ぶには程遠いのが実情です。その中で、ポリマルチを使わない(草を刈り敷く)、自前の肥料作り(米ヌカ発酵肥料と草)、昔ながらの野菜を育てる(固定種の種を用いる)等のことは、少し実りを感じられるようになりました。
今夏はカボチャが百個以上とれました。主に「バターナッツ」という品種です。秋、よく熟した頃にお届いたします。 2012.8.14 横山幹史
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写真:黒大豆の花(丹波カルデン)