超グルメな丹波のイノシシ

よこやま農園だより(2012.6.22 )
梅雨入りして、ようやく土が潤いました。畑のあちこちで、土の中から姿を出すミミズを見ると嬉しくなります。

もっとも、喜んでいるのは人間だけでないようで、ここ2週間ほど毎夜、イノシシが畑に来ています(イノシシはミミズも食べます)。

あんなのが2頭も来たら、ひとたまりもない
今までは、山に動物の住む場所、食べるものがなくなったのは人間のせいだから仕方がないと思っていました。ところが急にもうそれどころではなくなって、先日、夜中に山すそまで見回りに行きました。ちょうど大きいのが2頭、連れだって、畑に向かうところでした。車のヘッドライトにひるむこともありません。真近まで車をよせるとさすがに逃げていきましたが、翌朝行くと、しっかり荒らされていました。あんなのが2頭も来たら、我が家の畑なんてひとたまりもありません。イノシシに全部食べられる前に、二人で慌ててジャガイモを掘りました。まだ小さくて量もわずか(1カ月分余り)になってしまいました。
地主さんからお借りした乾電池式の簡単な電柵で、サツマイモだけは囲いましたが、早く全体を守らないと、野菜作りどころではなさそうです。お金を時間がかかり、気のりもしませんが、農業を続けるために、今は電柵が必要なのかと考えています。何十年か先に、またイノシシが住める森を育むための行動が重要だと、頭では分かっています。分かっているけど、私自身、では何をするのか。悩むところです。                   横山幹史
 

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