ブルーベリーの鉢植えをする

カナダからピートモスが届く
 明日(土・日曜日)こそ畑仕事に薪割りをと思っていると、翌朝、雪または雨(もしくは用事あり)。畑がなかなか乾燥する間がないので耕作ができない。注文していたピートモスもカナダから、いやホームセンターから届いたことだし、早くブルーベリーの苗植えもしたい。

 今朝は晴れていたので、さっそく薪作りのあとブルーベリーの鉢植え。圧縮したピートモス170リットルの袋は一人では持ち上がらないほど重たい。開けてみると、糸くずのように細かい繊維質の土が固まっていた。まだ行ったことがないカナダの広大な山野を想いつつ(それにしても100kgもの土が船便?で3000円もしないなんて安いなぁ・・・)、ハンド・スコップで掘り崩す。
これは相当水を混ぜないといけないのだろう。これまでピートモスなど使ったことがなく、ブルーベリーの鉢植えは初めてなので、念のために先輩(川浦さん)の携帯にかけて訊ねてみた。鉢植えする前によく水で練ってから鉢に入れたらよい、肥料は油カスを入れるとよいとのアドバイス。
一輪車にピートモスを入れて水を加え、大地を生みだした古事記の神様のように棒でかき回した。ぜんぜん水が足りない。何度も水を加えてかき回すと土らしくなってきた。その土を鉢に満たしてから苗を植える。苗は試験的にハイブッシュ系(寒冷地向き)、ラビットアイ系(暖地向き)、サザンハイブッシュ系(暖地向き)などを2本ずつ8本用意していたが、ハイブッシュ系を2本植えたところで雨が降り出す。固形の油粕があったので鉢に入れ、午後から用事もあったので早めに作業を中止した。もっと朝早くにやっていたら終わっていたのに・・・、真の百姓は朝5時起きなのだ。百姓失格!
桃栗三年柿八年と言われる。ブルーベリーは、うまくいけば翌年には自家用くらいの量は収穫できるらしい。しかし7年前に庭に4、5本植えたブルーベリーは土壌が合わないせいか(酸性を好む)、雑草に負けるせいか、木が大きくならず実もあまり採れない。その点、鉢植えにすれば土壌や雑草の問題もクリアでき、「簡単ですよ~」と先輩の川浦さんはいともアッサリ言っていたっけなぁ・・・。そんなことなら、もっと早く植えておくべきだったと、いまさらながら思うのであった。(村長 平野)



以下は、ウィキペディアからの抜粋

ブルーベリー(英: blueberry)
ツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される北アメリカ原産の落葉低木果樹の総称。春に白色の釣鐘状の花を咲かせ、花後に0.5-1.5cmほどの青紫色の小果実が生る。果実は北アメリカでは古くから食用とされてきたが、20世紀に入り果樹としての品種改良が進み、ハイブッシュ系、ラビットアイ系、ローブッシュ系の交配により多くの品種が作出された。酸性で水はけのよい土壌で栽培するが、根が浅いため乾燥に弱く、とくに夏には水切れに注意。他家受粉性であるため、収量を増すためには開花時期の重なる二品種以上を植えるのがよい。

ピートモス (英: peat moss)
ミズゴケ類などの蘚苔類、アシ、ヨシ、スゲ、ヌマガヤ、ヤナギなどの植物が堆積し、腐植化した泥炭(でいたん)を脱水、粉砕、選別したもの。農業、園芸用土、もしくは土壌改良材として用いられる。ミズゴケを主成分とするものは、一度完全に乾燥させると撥水するようになり、再び水分を加えても完全には元に戻らないことがあるため、潅水には十分注意する。また、汚泥のようになった細かいピートモスは通気性がなく、根腐れや病害の原因となるため用いない。主な産地はカナダや北ヨーロッパ、樺太、北海道など。産地により、元となる植物の種類や構成比が異なることから、その物理的性質も多少異なる。