まじめにおいしいー「純正食品マルシマ」をおすすめする訳

「まじめにおいしい」、これが純正食品マルシマのキャッチコピーです。
ただ「おいしい」だけではなく「まじめ」というところがマルシマらしいと思います。
では、なにが「まじめ」なのかといえば、経営理念として、SDGs(持続可能な開発目標)×Organic、を宣言していることです。

尾道ラーメン(ツクツクショップ)

SDGsとは、Sustainable(持続可能)なDevelopment(発展)をGoals(目標)とするという意味で、国連が掲げているものです。周知のように、地球はいま、温暖化をはじめ環境破壊や飢餓(人口爆発と食糧問題)などの瀬戸際を迎えています。2021年から向う10年の間に、あらゆる手立て(17の手立て)を尽くさないと、人類ばかりかあらゆる生命が存続できない状況になると、世界の科学者たちはもうずっと以前から警告してきました。要するに、私たち一人ひとりの自覚的行動がなくては、どうにも解決しようがない事態になるということですね(ちなみに昨年来のコロナ禍は、人類への警告の一つではないでしょうか)。
 ところで私(平野)が、純正マルシマの「まじめ」な経営姿勢に感銘を受けたのはちょうど10年前(2011年)のことでした。
マクロビオティックの創始者・桜沢如一の生涯を追っていた私は、この年に拙著『桜沢如一。100年の夢』(アートヴィレッジ刊)という本を出しました。
桜沢如一が60年以上前から唱えたマクロビオティックとは、マクロ(大きな、全体的な)+ビオ(命)+ティック(術、学)の造語です。農薬や添加物の害を早くから指摘し、自然のいのちを生かすオーガニックな食養を、全世界に普及する運動を行っていました。
私が、(株)純正マルシマの前社長・杢谷清氏と出会ったのは、本書の出版がきっかけでした。私は「あとがき」を書くために、小豆島にある「桜沢如一記念館」を訪ねました。小豆島の醤油メーカーの3代目社長でもある杢谷前社長は、生涯の大恩人となった桜沢の活動を顕彰するためにこれを建てたのです。
 記念館には桜沢の遺品が何点も展示されていました。その一つ、太い黒文字で「New York Go」と書かれたアルミ製のスーツケースは、いかにも世界中を飛びまわった桜沢らしい遺品と思い、本書の表紙カバー裏にその写真を載せさせていただきました。
「あとがき」の詳細は省きますが、杢谷前社長は、桜沢が説いてきた食養運動の考えを基本に、醤油メーカーに止まらず、まじめでおいしい食品づくりを追究していったのです。そしてその理念は、4代目社長・杢谷正樹氏に引き継がれ、SDGs(持続可能な開発目標)×Organicの宣言となっているわけです。
 

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