コラム
サイト内検索
林 美香子さんを囲んでの交流会・講演会と懇親会 11月15日(姫路)
同大学の研究科特任教授の林美香子さんの講演及び懇親会を開催することが急遽決定致しました。我々の日頃の活動や今後の交流や指針によい機会が持てると思いご案内もいたします。
ふるさと回帰や農的暮らしをテーマにした番組や記事が増えているなか、閉塞(へいそく)感のある都市から脱出を図る人たちにとっては、「憧れの地」である農村地帯。だが、その農村地帯では、少子高齢化や過疎化によるコミュニティーの崩壊など、地域の維持さえも難しい現実がある。そうした局面を打破しようと地域活性化や地域づくりの問題解決の方策のひとつとして、林さんは「農都共生=農村と都市の共生」を提案してきた。農村と都市の地域政策を別個に考えることが多かった日本だが、地域活性化のためには、双方をトータルに捉えることが大切だ。都会の人が、農家レストラン・農業体験などで、グリーンツーリズム(農村地帯で過ごす休暇)を楽しみ、農家が都会で直売所を運営するなどの活動を通して、農村と都市が交流し相互理解を深める。都市側には、楽しみや心の豊かさなどの恩恵があり、農村側には、いきがいや副収入をもたらすなどの効果がある。情報・人材・経済の循環が、農村・都市の双方に活力をもたらし、物質的豊かさより心の豊かさを重視する人や、レジャー・余暇に生活の力点を置く人が増え、農業・農村への関心が高まっている今こそ、農都共生を進める絶好のチャンスだ。
日本の農政は長い間、農業生産に主眼を置いた政策中心だったが、ヨーロッパの農村政策の成功を見るにつけ、癒やしや教育力など農村の多面的機能を活用した対策の重要性を感じる。例えば、直売所や農家レストランなどのアグリビジネス、コミュニティービジネスにも力を入れる必要がある。食糧供給地としての役割を果たしてきた農・漁村・山村だが、今後は、加工、販売も手掛ける六次産業化の推進と同時に、地域の観光と結びつけていく工夫も必要だろう。その先進的な例も登場してきます。
地域の宝が山ほど眠る農村・漁業・山間地帯。その宝をどう発掘、活用し、都会に向けて情報発信していくか、地域の知恵と実行力が問われています。ぜひご参加ください。 播磨スローフード協会 リーダー 平井誠一
協力 : 播磨スローフード協会 ひょうごの在来種保存会 食地の座
林 美香子さんを囲んでの交流会・講演会と懇親会
第1日目 交流会
日時:平成27年11月15日(日) 16:30受付
時刻:17:00開始
場所:パブリックハウス ホサンナ2F TEL:079-288-3299
姫路市立町9番地
会費:3000円 林美香子著書「農業・農村で幸せになろうよ」付
食費:実費
定員:20名
第2日目 講演会 懇親会
日時:平成27年11月16日(月) 16:30受付開始
時刻:講演17:00開始 / 懇親会19:00開始
場所:豆の王国 (梅澤糧穀)姫路市福沢町171 TEL:079-293-1102
講演内容:「農都共生に向けて」
会費:講演会のみ 3000円 著書「農業・農村で幸せになろうよ」付
講演会・懇親会 5000円 (食事付/飲み物別)
懇親会のみ 3000円 (食事付/飲み物別)
定員:30名
※参加者は下記の表に記入し、FAXもしくはEmailにて返信お願い致します。
(FAX:079-292-4160 / Email:hirai@jizake-wine.com(株)エルデベルグ平井)