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ハス不作・半分に 蓮根が増え酸欠「連作障害」 江古花園
花は不作だが、立ち寄ってもらえるように、ハスの葉を使った料理やなつかしい品物を販売する「おもしろ古い物市場」などのイベントを充実させている。
ハス園の南側半分は例年通り。緑色の葉が育ち、花もちらほら咲き始めているが、福知山寄りの半分は、昨年秋に枯れたハスの枝が残ったままの状態で、新しい株はほとんど育っていない。
同園の運営メンバーで、自然に詳しい足立勲さんによると、根がはびこり過ぎて土中に空気が入らず、酸欠を起こしているという。花びらや葉が落ち、富栄養化も進んでいると見ている。
発育不良は昨年から少し見られた。原因も見当がついており、水を落として乾燥させ、地面を掘り起こして空気を入れる作業が必要だと分かっていたが、手が回らなかった。開園から12年、1度も行ってこなかった抜本的対策を、今年の花が終わった後、講じる予定。
続き 丹波新聞 2015年07月12日