横山農園 畑だよりNo.5

むずかしい時間のやりくり

 お盆がすぎて、急に秋を感じるようになりました。それなのに、我が家は秋作の準備がなかなか進まず困っています。就農1年目の昨年は、火曜・金曜の野菜セットの出荷だけだったのが、今年はほぼ毎日出荷しているので、農作業の時間をやりくりするのがむずかしいです。 

野菜セットにこだわるのは・・・

 私たちが野菜セットにこだわるのは、旬の野菜を畑(自然)にあわせてお届けできる方法だと考えるからです。その年の気候で豊作の野菜もあれば、不作の野菜もありますが、十数種類を常に作付けしていれば、8品目程度の野菜はおおむね年間を通して食べることができます。一つ一つの作付け面積が小さいので、単品での注文にはお応えしづらいですが、「いつも旬の野菜を食べられる」と感じていただけたら、本当にありがたいです。とはいえ、セット作りは早朝から昼過ぎまでかかり、週に2回が今のところ精一杯です。

今年は単品野菜も無駄なく出荷

 一方、オクラやキュウリ、ナスなどは毎日収穫する必要があるので、セットにこだわり過ぎた昨年は、火・金曜日以外に採れた野菜をみな無駄にしていました。それはあまりにももったいないので、セット分以上に採れた野菜の出荷先を探したところ、たくさんの出会いがあり、お陰さまでほとんど野菜を無駄にすることがなくなりました。野菜セットの宅配が第一という趣旨も理解いただいているので、これもまたありがたいです。あとは畑仕事をどう回すか、私自身の力量の問題です。

機関車トーマスのように

 最近、我が家では子ども(光喜、2歳男)発で、「機関車トーマス」の物語が大人気です。登場する機関車たちは個性(とくに短所)が際立っていて、よく失敗をするし、けんかもするけれど、ぼちぼち仲良く働きながら、少しずつ成長していきます。私たち家族もそんな機関車たちのように、少しずつ成長していけたらと願っています。
※ さつま白長ナス・・・焼きナスにして、皮をむいてお召し上がりください。(2011.8.23 横山幹史)