福島の子どもたちに思いっきり野外で遊んでほしい

この夏も、関西学院ヒューマンサービスセンター(兵庫県三田市)を借りてキャンプ合宿をした。


NPO法人ヒューマン・ビジョンの会が中心に

神戸の垂水から毎週、丹波カルデンに通い続けてまる6年。80歳になっても炎天下での農作業をする恩田さんには、脱帽というより、呆れてしまうほどだ(午後2~3時といえば、地元の農家さんはお昼寝の時間だ)。
その恩田さんが長年続けている活動の一つに、NPO法人ヒューマン・ビジョンの会がある。ぼくも西宮に住んでいるときは理事として参加していたが丹波に移住してから遠のいた。
このNPOがいま最も力を入れているのが、「さんれく」。福島の子どもたちを元気づける活動である。
今年の夏も、昨年同様、福島の子どもたちを招待し、共催の関西学院ヒューマンサービスセンター(兵庫県三田市)を借りてキャンプ合宿をした。その総費用180万円とか。個人のカンパや企業の寄付が主な財源だ。社会人・学生ボランティアも大勢協力しているが、総勢70~90人の食事を一手にしきるのが恩田さん。
3年続いているこの活動は年2回催しており、お正月には十種以上の「おせち料理」もつくる。味もプロ並みだがその手早さにもいつも感心させられる。
時々、恩田さんは丹波カルデンでの昼食(野外)に呼んでくれる。先日も呼ばれていたので、前日からの腰痛(ぎっくり腰)をこらえながら行った。水を浴びたように汗だくになって料理を準備する恩田さんを見て、このエネルギーの源泉はいったいどこにあるのかと、改めて感心したのだった。肉体が強い、健康管理が上手というだけではなく、それを支えているのはある種の信念である。(2014.8.22)

以下は、この夏の実施前に恩田さんがつくった「さんれく」チラシの一部。

――福島の子どもたちに思いっきり野外で遊んでほしい。関西の若者や地元三田の子どもたちとの交流を通じて、たくさんのお友だちをつくってほしい。そんな願いをこめて今年も開催します。

◆協賛、寄付、ご支援ありがとうございます!!
「さん☆れくサポーター募金」を創設し、地元三田を中心に、支援をお願いし、7月29日現在 731,600円の寄付・協賛金をいただきました。事業総予算は約180万円。公費助成を受ず、市民の力で成功させるため、支援の呼びかけをお願いしています。
◆(7月29日現在集約分、順不同・敬称略、会員および匿名希望を除く)
足立醸造、安部福子、石川静男、石田容子、一金会、今井友樹、岡村直美、恩田快人、恩田秀人、木戸桂子、黒ひげ、インタセクト・コミュニケーションズ株式会社、梅澤豊和、国際ソロプチミスト京都-北山、徳永菊代、トリアヴィス 上床達郎、なかの鮨、許かおり、長尾悟、蓬田仁、肉のゆたか、ちまちま工房 ながたちさ、和田佐登恵、A-ソリューソンズ 秋宗勝博、細見孝子、大島一晃、小原照美、神戸牛・但馬牛専門 芦屋軒、鳥一、小杉崇浩、谷木稔弘、速水妙子スベンソン、銀座ギャラリー枝香庵 荒井よし枝、佐竹紀美子、城谷綾子、杉浦祐子、兼高武仁&直子、エネカン新宮秀夫、須田聡子、鍋島教夫、藤沢久枝、藤本幸宣、富士幸子、村岡美智子、明舞ひまわり、山内敦子、山田陽子、山田輝房、山本梨香、大西東洋司、原田道雄、本多製麺、黒田悦子、小宮信介&純子、ブッダカフェ@徳正寺、ギミー・シェルター、天王寺谷まち子

◆「NPO法人ヒューマン・ビジョンの会」
1995年の阪神・淡路大震災のとき、全国から参加した若者のボランティア活動は人びとを助け。心を明るくし、日本人の心の中に他への思いやりの心が潜在することを確信させました。神戸・阪神間の被災地市民が中心となり、国籍をこえた愛あるヨコの人間関係を全国に発信しようと、1996年に設立しました。2001年8月1日には兵庫県よりNPO法人の認証を受け、現在まで活動を続けています。~会員募集中~
「人にやさしい社会を!」  ~おとなや子どもたちに働きかけます~
☆知らない人にも笑顔であいさつしましょう
☆高齢者や障害者に席をゆずりましょう 
☆困っている人には声をかけましょう 
会長 浜本純逸 理事長 恩田怜 副理事長 村岡正司、杉浦健、監査 富士海
事務所〒655-0872神戸市垂水区塩屋町2-6-27  恩田気付
連絡先(事務局)電話 090(8651)5742 / メール konogoro@msb.biglobe.ne.jp