のり・たま「百姓だより」

坂口典和さんのり・たま農園主 坂口典和さん
「農的暮らしは、創造性ゆたかな生き方ができるということを伝えたい」と坂口さん。大学在学中、環境関連のNGO活動をしたり、シュタイナーの農場やスコットランドで自然とともに暮らす生き方を体感した。卒業と同時に篠山に移住。以来十数年・・・、有機農業『のり・たま農園』は、若い新規就農希望者たちにもよく知られている。
  • わさわさ〜っと野菜ができてきました❗️

    ( 2017.5.21 )
    キャベツ、新玉ねぎ、大根、赤リーフレタス、バターヘッドレタス、小松菜、コカブ、ホウレン草、ルッコラ、ラディッシュ、赤カラシナ、えんどう豆…   続き
  • 身体中の全細胞に赤くて大きい太陽の光が

    ( 2017.1.12 )
    12月31日に、のはら(小6)と日本海に釣りに行き、ガシラ(カサゴ)ばかりですが昼から夕方まで二人で22匹釣り、その夜は紅白を見ながら祝杯をあげていたところ、風葉(中3)が、   続き
  • 秋ですねぇ。

    ( 2016.10.8 )
    畑が乾かずめちゃめちゃ困っています。明日、また雨やし。   続き
  • 食べ物を得るというのは、かくも難しい

    ( 2016.8.23 )
    少しずつ少しずつ距離を詰めていってセミに襲いかかろうとするカマキリ。   続き
  • ホウレン草といえば「次郎丸」

    ( 2016.3.7 )
    遅ればせながら種子注文を終えました。 毎年、品種選びには気を使います。   続き
  • 「まあ、思春期なので、仕方ないですね。」

    ( 2016.2.7 )
    毎冬、尋ねられることに「真冬は、何の仕事をしているんですか」という質問があります。今日のように出荷は、ずっとやっています。出荷以外の日に・・・・   続き
  • 明け渡してはいけない場所

    ( 2015.12.30 )
    食は、栄養。 食は、力みなぎる。 食は、いのち。 食は、風景。   続き
  • 息子の突然変異のおかげで夜釣りに・・・

    ( 2015.9.11 )
    あ~っ、雨ばっかり! 台風もこちらに向かっています。 秋・冬野菜にとって8月中旬~9月下旬は本当に大切な時期なのに、   続き
  • 「雑草が爆発だぁ!」・・・・「なんじゃ、こりゃあ!」

    ( 2015.7.16 )
    ハチのたぐいがとても少ないのが気がかりです。 みなさん、農業において実はハチが重要な役割を果たしているのをご存知ですか。   続き
  • サクランボをあしらって撮れば、さすがのハメも可愛い?

    ( 2015.6.10 )
    新シーズンが始まりました。 4月上・中旬は雨や曇りばかりで野菜が育たず、その後は一転してほぼ全く雨なしの天気続きで、今度は乾きすぎて野菜があまり育たず・・・   続き
  • シカと21年目にして初めて激突!

    ( 2015.3.15 )
    真冬の畑の野菜たち、寒さによる痛みを減らすため多くの野菜に不織布(文字通り織っていない布。化学繊維です)をかけまくります。   続き
  • 「それでいいんだ。それしかないんだ」

    ( 2015.2.10 )
    雨やら雪やら、雨やら雪やらでずっと天気が悪く、閉口しています。 ただ、気温はそれほど低くないので、   続き
  • 「えーっ、川に行ったら靴が濡れるやんか」

    ( 2014.12.15 )
    この辺りでは柿がまだけっこう木についています。うちの風葉(中一)は学校から自転車で帰ってくるとき(10km)、   続き
  • 「無知だった、無知だった」

    ( 2014.11.23 )
    今年、失敗が多いです。大野芋(サトイモ)も失敗しました~。あー、本当にすみません。   続き
  • 「したいこと」と「実際にできること」のギャップ

    ( 2014.9.24 )
    やたら涼しくなりました。「今年は秋が早いで」と何人からか聞いていたものの、ここまであからさまに涼しくなると、しまった、   続き
  • 台風一過・・・

    ( 2014.8.30 )
    久しぶりの直撃でした。 とりあえず、立っていると野菜はかなりがなぎ倒されました。   続き
  • ズッキィーニ、これ本当に野菜なの?と思うほど

    ( 2014.7.14 )
    ついに7月に入りました。でも意外とまだまだ過ごしやすいです。今年の梅雨は雨が少なかったような・・・。   続き
  • 土壌の変化で生えてくる雑草も変わる

    ( 2014.6.10 )
    いやあ、暑かったです。やっと、朝晩のスパッツ(パッチではありません)から解放され、快活に動き回れると思いきや、陰の全くない畑は熱暑でした。   続き
  • もう、大ショックです。

    ( 2014.3.17 )
    先日は、雪が30センチくらい積もりました。  思い起こせば、私が篠山へやって来た94年の12月に「クリスマス寒波」が襲来し、   続き
  • 腰湯は、スゴイ! 

    ( 2014.2.9 )
    昨年末は体調を崩して(咳がひどく出ました)、けっこう苦しい思いをしました。   続き
  • ホウレン草にモグラ・ヘビ・アライグマ、そしてウシガエル

    ( 2014.1.12 )
    9月に入ってホウレン草を3回播きましたが、一回は暑さで、二、三回はモグラにやられて、今のところというか、これからもまったくダメなのです。   続き
  • 「冬やのに身体が休まれへんやんか!」

    ( 2014.1.11 )
    「のり・たまさんは、冬は何をしているんですか?」と時々尋ねられます。   続き
  • 味噌汁の残りで、和風カルボナーラ・・・?

    ( 2013.12.11 )
    先日、風葉(12さい。♀)を友だちの家に迎えに行った帰りの車中のこと。「○○ちゃんとこ、いいなあ。色んなものがあって・・・。なあ、お父さん、うちはなんか、貧乏くさい」   続き
  • 「生きていることのなつかしさに ふと胸が熱くなる」

    ( 2013.12.11 )
    先週、バンド仲間のNくんが結婚しました。手作りの人前結婚なのでそれは、それは楽しかったです。   続き
  • どうしても的はずれな議論になります

    ( 2013.11.11 )
    先日、集落(ムラ)のおっちゃん連中がおもしろい会話をしていました。 「おい、坂口は、一体全体、あれでメシを喰えとんのか」   続き
  • 農作業にはやはり旧暦が合うなぁ

    ( 2013.11.11 )
    きのう(11/4)、木枯らし1号が吹きました。 去年より6日遅かったそうです。世間では休みの日ですが、300連勤の私には関係なく、   続き
  • スマトラ島からやってきたダリスマン君

    ( 2013.10.9 )
    少し前の話になりますが、神戸にあるPHD協会という所からインドネシア人のダリスマン君がうちに2泊3日で来てくれました。   続き
  • 「畑よ、早く乾いてくれ」

    ( 2013.8.9 )
    これだけ雨が降ると、草の勢いが半端でないです。   続き
  • 「日本の野菜は甘みがあるんだよ」

    ( 2013.7.29 )
    先週、フレイザーというオーストラリア人の有機百姓(45歳)が、ここ篠山の知り合いを訪ねて遠路はるばるやって来て、   続き
  • 「オレがやらねば、誰がやる」

    ( 2013.7.29 )
    まぁ、そこまで格好良くないですが、のりたま農園もそんな感じです。   続き
  • 今さらながら無農薬野菜の大変さを実感

    ( 2013.6.13 )
    ついに農繁期です。 わかってはいましたが、いざ一人で日々の農作業をこなしていると、「野菜って、ほんまに忙しいなぁ」と今さらながら無農薬野菜の大変さを実感しています。   続き
  • 「ゲゲッ!」「悔しいー!」「やめてー!」

    ( 2013.4.16 )
    何日か前、玉ネギに追肥(ついひ、この辺りでは“おいごえ”と言います)をしに行くと、   続き
  • 踏床温床の原理がやっとわかった!

    ( 2013.3.6 )
    しくみとしては、囲いの中に有機物を入れて、それを発酵させ(温度が上がる)、温かくしてやってから、苗を植えるというものなのです。   続き
  • 丹波篠山発:のり・たま農園では今年、改革を行います!

    ( 2013.2.7 )
    今冬は寒いから畑の野菜がよく傷みます。うちにはビニールハウスが一棟しかないので(ホウレンソウの成育中で2㎝くらい)、野菜はほぼ露地物です。   続き
  • 作り手の心が作物(植物)にも通じる

    ( 2012.12.6 )
    きのう、家のすぐ近くに「ぐうたら農法のすすめ」やらの著者で京都大の先生だった西村和雄さんが来られたので、行ってお話をきいてきました。   続き
  • 「今の子どもたち、ご飯の食べ方を知らないんです」

    ( 2012.11.22 )
    先日、県の農政関係の方がうちの研修生の様子を見に来られたので少しお話をしました。   続き
  • えげつない商売人にはなってほしくないですが

    ( 2012.11.22 )
    丹波黒枝豆、今年はたくさんできました!!まあ、うちができているということは、   続き
  • 自然は、基本的に残酷です。

    ( 2012.10.15 )
    確か、カマキリは交尾を終ると、メスがオスを喰ってしまうとか。ヒエ~~、怖い。   続き
  • 虫から守るため、オトリとしてつくる野菜

    ( 2012.10.14 )
    本当に暑かったなぁ・・・。まぁ、この夏は、毎年同じことを言っていますが。前回の通信で今年(秋)は虫がとても少ない、   続き
  • ある朝の「スパッツ談義」

    ( 2012.10.13 )
    朝晩はすっかり気温が下がり、周りは一気にワビ・サビの世界に変わりました。   続き
  • 丹波篠山:播種機「ごんべえ」を使わないワケ

    ( 2012.9.6 )
    ネギの定植、やっと終わりました。「どっさり植えとってやに」と近所の方に言わしめるほどです。そして、ニンジンの種を播きました!    続き
  • 世界は知らないことでいっぱい

    ( 2012.8.7 )
    無農薬の畑の雑草・・・とにかくすごい! 真夏は果菜類の収穫以外にあまり畑仕事がないのでは、というのをよく耳にしますが、うちは違います(キッパリ)!    続き
  • 3月は雨にたたれ、5月は焼け石に水

    ( 2012.6.9 )
    のりたま農園・百姓日記 今度は雨がほとんど降らなくなりました。たしか、去年の今頃は豪雨のため消防団で出動したのを記憶しています。   続き
  • ハウスの踏み床温床で苗づくり

    ( 2012.3.5 )
    菜の花はちらほらと咲いて   野菜が本当に少なくなりました。ご迷惑ばかりおかけするのり・たま農園なのです。たくさん、たくさん種を播いたと思ったのですが・・・、もっと、たくさんたくさん播きなさいということなのでしょう。   続き
  • 30年後に、かぜ葉は私の偉大さを認識するでしょう

    ( 2012.3.5 )
    愛情いっぱいのお弁当  先日、うちのかぜ葉(10歳)が参加していた市民ミュージカルがやっと終わりました。   続き
  • 山のあなたの空遠く~

    ( 2012.2.11 )
    いきなり寒くなりました! というよりひたすら冷たいです。 この辺りでは、雪が降ると、「今日はぬくいにぃ。」と言います。   続き
  • 「大きくなれよ!」

    ( 2012.1.23 )
    「アホのはらー」。通っているスイミングの送迎バスを迎えに行ったところ、扉が開いた瞬間に何人かがのはら(1年生)をはやしたてる声が耳に入りました。   続き
  • 澤穂希のいないなでしこジャパンじゃないですか。

    ( 2012.1.7 )
    霜が降りて甘くなる野菜たち   やっと、やっと寒くなってきました。しかし、まだ野菜に味がのっていません。未だ霜が降りておらず(この時期、霜無しは珍しい)、霜が降りるようになれば、野菜たちは寒さから身を守るために糖分を蓄えて、結果、甘くなるというわけです。ただ、寒さで少しずつ傷んでゆきます。たとえば、もう少ししたら出る冬キャベツ、うちのは外葉が赤紫色っぽくなるものが多いです。   続き
  • "紅乙女"はサツマイモの決定打

    ( 2011.12.22 )
    無肥料で畑の具合がちょうどよく  今年はサツマイモが豊作です! なぜか、これまであまりきれいに出来たためしがなかったのですが、去年無肥料で黒豆、そして今年も無肥料で畑の具合がちょうどサツマイモに良かったのでしょうか。ただ、サツマイモは1〜2週間天日干しにするともっと甘くなるのですが、いつも出荷の前日に掘り上げます。ご了承ください。   続き
  • 『長崎原爆記 被爆医師の証言』を読む

    ( 2011.12.22 )
      爆心地から2キロも離れていない病院で  ついに図書館にありました!『長崎原爆記 被爆医師の証言』秋月振一郎著です。 爆心地から1800メートルのキョリにあった秋月医師の診療所では、「玄米飯に塩をつけて握るんだ。からい、濃い味噌汁を毎食食べるんだ。砂糖は絶対いかんぞ! 砂糖はいかん。甘いものはいかん」という秋月医師の考えのもと、医師以下、職員や約30名の結核入院患者の誰一人として死なず、重い原爆症が出なかったそうです。レントゲン診療を月〜金までしていた時、金曜に決まって気分が悪くなり、そういう時に食塩水を飲むと気分が良くなったそうです。   続き
  • 極上のプレゼントのような天気予報が・・・

    ( 2011.12.22 )
    めちゃめちゃ(少し大げさ?)涼しくなりました。今年は、秋が早いのでしょうか。 それにしても、すごかったです、雨。一週間ぐらい、ずっと降っていました(夕立ちも含め)。   続き
  • 雨で雑草がジャングルのように

    ( 2011.12.22 )
    雪辱を果たす時  今年はネギ苗を多めにつくりました。なにせ、去年はほぼ全て、暑さで腐ってしまったので、雪辱を果たす時がきました。   続き
  • のり・たまで福島の幼な児+親御さんの「保養キャンプ」

    ( 2011.12.22 )
    8月 17日〜24日に「保養キャンプ」 みなさまにお知らせです。   8月 17日〜24日に、のり・たまのたまと地元の何名かの女性陣が、福島の幼な児+親御さんの「保養キャンプ」を篠山周辺でおこないます。で、こういった活動の時、いつも困るのがお金です。  そこで、のり・たまのたまは一案を講じました。 自分の作った野菜の得られるお金の5%を寄付します。みな様の購入される野菜によって、短期間ですが、福島の幼子の笑顔と親御さんの安心がもたらせるのです。以下に、のりたまのたまより、その保養キャンプについてもう少し詳しく述べてもらいます。 (11・8・1 のりたま農園 坂口典和)     註)のりたまのたま  玉山ともよさんのこと(坂口さんの奥さん)   続き
  • モリアオガエルがわんさか

    ( 2011.12.22 )
    メスはでかい!   みなさん、モリアオガエルをご存知ですか。水辺の木の上に卵を産むカエルで、いくつかの県で天然記念物にもなっています。そのモリアオガエル、ここ丹波篠山の住山にもわんさかいます。 (写真:下がメス)   続き
  • お願いされてもなぁ......

    ( 2011.12.22 )
    汚染度が元に戻るには100年!  うちにはテレビがないのですが、インターネットで動画を時々見ます。おとついの夜、どこかの民放の番組を(原発関連の)配信していたので、 「これ、地上波の番組やなぁ。あっ、井出先生が出てるやん、珍しいなぁ」と見ていたら、 「現在、チェルノブイリで強制退去になっている地域の汚染度を(セシウム134か137か)福島第一原発周辺の地域にあてはめると、20km圏内と北北西に帯状にのびる地域の汚染度が元に戻るには100年!かかります。20mSv/年の状態でも、数十年かかります」。   続き
  • 世界で最も原発の建設に向かない国

    ( 2011.12.22 )
    「便所の汲み取りなんかやったことないやろ」 先日、地元の飲み会でけっこう酔っぱらってしまい、某電力会社に勤めるMちゃんに「なぁ、Mちゃん、福井の原発止めてえなぁ」といきなり言ってしまいました。で、本来は「バブル絶頂期の89年の電力使用量は今の8割やったらしいから、原発なくてもいけるんとちゃうん」と言わなければならないところを、「昭和40年頃の電力使用量は今の半分以下だったらしいけど、そんなに不便な生活やったんか」と言ってしまったもんやから、同席の50すぎの方に「オマエ、当時の生活を知らんくせに何言うとんねん。便所の汲み取りなんかやったことないやろ。ワシはあんな生活、絶対戻りたないわ」と、えらく迫られました。   続き
  • 自分の身は自分で守るしかない!

    ( 2011.12.22 )
    「それは起こってはいけないのです」 本当に酷い事故で、とても、とても悲しいです。思い起こせば、18年前、まだ大阪にいた頃、広瀬隆氏の講演をききに行ったとき、「一度大きな事故でも起きないと原発の危険性は認知されないのでは、と思うことがあります。ただ、それは起こってはいけないのです」みたいなことをおっしゃっていた(ように思う)のが、現実のものとなりました。震災だけでもとてつもなく厳しい現実なのに、そこへ原発事故が加わり、現地の方々の悲嘆、絶望はあまりあるものです。 もし私のつくる米・野菜を自身の家族が食べられないとしたら、絶望感にとらわれて生きる気力をそがれるでしょう。   続き
  • 猛暑襲来!

    ( 2011.12.21 )
    超ルンルンです ついに夏です! 太陽をこれ程待ち望んだことがかつてあったでしょうか。いつもの年なら朝昇り来る太陽を見てうらめしく思うこの季節なのに、今年は超ルンルンです。洗濯ものが乾く! 布団が干せる! 家の中でカビが生えない! ぐちょぐちょの畑を歩かなくてもいい! まあ、いきなり夏になりましたが、梅干しとドクダミのお茶でヒュルリララ〜〜♪ です。(7月末)  by のり   続き
  • 「地域がささえる食と農・神戸大会」で考えたこと

    ( 2011.12.21 )
    有機農業の神戸の大会に行ってきました! 子ども達をみてくれる人が見つからなくて、2日間あるうちの1日目しか参加できませんでしたが、とても実のある充実した会議でした。開催された会場である神戸学院大学のポートアイランドキャンパスもきれい過ぎ?!震災後、このキャンパスを造るのに一体何億円かかったんだろう?などと、俗な疑問もふと沸いたりして、田舎から出向いていった私にはともかく非日常の1日でありました。(主催関係者の皆さんご苦労様でした。来年は託児を是非設けてください。)    by たま            (註)  この大会は5日間にわたる世界大会で、アメリカ・フランス・インド・オーストラリアなどから参加した農家が、日本から学んだ"提携"モデルを各国なりに発展させているCSA(産消連携)の内容を発表しました。詳しいレポートは、また後日、「有機農業の現状と近未来」に掲載します。 写真提供/ 田舎元気本舗   続き
  • 子連れ3人アメリカ留学てんてこまい記(4)

    ( 2011.12.21 )
    貧しき者はますます貧しく  私の勉強のほうはとにかく(えー?これがメインで行ったはずなのに)、子ども達は成長しました。子どもは新しい環境にすぐに馴染むことができるというのがわかりました。幸い危ない目にもあわなかったし、友達もできて現地の皆さんに可愛がってもらえました。  日本もそうですが、貧富の差が恐ろしいほど開いているというのは、アメリカの場合、露骨に人種・民族の間で激しく、黒人、メキシコ人、先住民族など白人以外で貧困率が高いのは言うまでもありません。環境破壊・汚染の場合もしかり。「Not in my backyard. 自分の裏庭にではなく」という言葉があるのですが、ごみ処理施設やウラン鉱山、核廃棄物処理施設など、自分の近くに持ってきては欲しくない施設は、相対的に貧しい有色人種の居住地に持ってこられやすいのが常です。貧しき者はますます貧しく。まともな教育からも環境からも遠ざけられて、それが世代を越えて受け継がれるので、這い上がるチャンスがありません。悲しきや、いずこも同じ。   続き
  • 薪ストーブに光明あり

    ( 2011.12.21 )
    なんという光明   こんな寒い日々には、薪ストーブ!(ジャーン)です。ただ、今冬のための薪は、前の冬、蓄膿症の手術をしたために身体がダメダメで集められなかったので、半ば諦めていました。が、しかし、そんな重苦しい空気の中、突然、光明が差し込んできました。近くの土建業の社長さんが、仕事がないので(←これはかわいそう)、ご自身の山を重機を使って切り開いて果樹等をたくさん植えられていて、その伐り倒された木(ほぼ落葉広葉樹!)を持って帰ってもいい、という話なのです。一年前にすでに伐り倒された木なので、その場でテキトーな長さに切って、持って帰れば燃やせるのです。なんという光明!   続き
  • 子ども3人連れ留学てんてこまい記(3)

    ( 2011.12.21 )
      行ったら勝手に覚えるやろ  子ども達の英語教育について、私は渡米前に準備を考えたことがありませんでした。特に真ん中の野原は、まだ日本語もおぼつかない感じで、とても第二外国語なんてと思っていました。上の風葉に対しては、私の母から散々「あんたが日頃から少しでもおしえてやったらいいのに」と言われていましたが、私にはまるでそんな気がなく、「行ったら勝手に覚えるやろ」ぐらいにしか考えていませんでした。なので母は風葉をふびんに思ったらしく、思い切り日本語の発音で「サンキュー」、「ナイストゥーミーチュー」などと教えていました。私は馬鹿馬鹿しくて、余計に放っておきました。   続き
  • 子ども3人連れ留学てんてこまい記(2)

    ( 2011.12.21 )
      アイドル争いのけんか  子ども達も大きく変化しました。というか成長しました。飛び抜けて成長したのは、一番下の椿です。生後3ヶ月で行った時は、本当に小さくてよく寝ている赤ちゃんでしたが、それが首が据わって、お座りして、はいはいして、日本に帰る頃にはよちよち歩くまでになっていたのですから、もう驚くばかりです。可愛くてみんなに「キューティーパイ」と呼ばれていました。食べたくなるほど可愛いパイということらしいです。    家の中にこのアイドルが1人いて、あともう2人アイドルになりたい上の子たちがいました。二人は競って私の注目を得ようとし、いつもケンカばかりしていました。みんな病気もほとんどせずに元気でいてくれたことは何よりだったのですが、元気過ぎて常にエネルギーが余っている感じで、週末は片付けものとかで家にいると、上の二人はもう退屈でどこかへ遊びに行きたくてしょうがなくて、そうすると私もできるだけ戸外へ連れ出して遊びに行きました。   続き
  • 子ども3人連れ留学てんてこまい記(1)

    ( 2011.12.21 )
      農家の"嫁"が夫をおいて  いつもお世話になっております「のり・たま農園」のたまです。ちょっと遅くなりましたが、昨年夏から1年間行っておりました子連れ留学の報告です。  私は昨5月に三番目の子である二女「椿」を出産し、その3ヵ月後のお盆から、米国ニューメキシコ州アルバカーキに1年間滞在してきました。私は総合研究大学院大学の博士課程の学生で、「アメリカ南西部先住民のウラン鉱山の被曝と環境正義運動」について研究しています。渡米するにあたって「農家の"嫁"が夫をおいて、家業もおいて、よくもまあ...」と言われます。けれど彼が農業を続けられるように、子ども達を全員連れて行きました。お姑さんには「自分のやりたいことのために子ども達を犠牲にしないで」とも言われました。が、子どもにとっても海外で暮らすことはかえっていい経験だと思って連れて行きました。今回の留学は、宝くじに当たるような確立で日米教育委員会よりフルブライト奨学金をいただいて実現したものです。基本的に学業にかかる費用は、私は農業収入とは別経済でやっています。大学院には入ってかれこれ6年目になります。入学してから2人出産し、それでもなんとか細々と続けていました。私の専攻ではフィールドワークが欠かせません。今まで長期で滞在したいと思っていても、経済的にとても大変でかないませんでした。でもやっとこの奨学金のおかげで行くことができました。   続き
  • 多分、良いのでしょう

    ( 2011.12.21 )
       段々寒くなってきました。ここ篠山では紅葉まっさかりです。ハイキングをされている中高年の登山の後ろを付いて、我が家のモモ(愛犬)もよく消えます。頂上まで登ってるんやろうなぁ、一緒に。帰ってきたら、よくドロドロで山のダニをいっぱいもらってきます。でも、そんなことお構いもせず、子ども達はナデナデよしよし。ヒエ〜〜〜。バイ菌も虫も免疫がついて良いのかどうか・・・・? 多分、良いのでしょう。  (11月28日)  By  Tamayo   続き
  • 「ヨン様、農家になりたい」

    ( 2011.12.21 )
    少々ロマンチック過ぎ、でも、勇気ある言葉   「大地を踏んで土を触り、何かを植えて実らせ、誰かに健康な食べ物を提供することは、幸福なことだと思う」( Y新聞より) ペ・ヨンジュンさん、いいこと言いますね(全く興味がなかったのに、ファンのみなさんスイマセン、見直しました)。少々ロマンチック過ぎますが、日本よりずっと疲弊しているらしい韓国の農村の実情を知った上での発言だとしたら、勇気ある言葉だと思いました。   続き
  • 2009年、大根・白菜、虫取り終了!

    ( 2011.12.21 )
    ヘッドライトをつけて虫取り もう、うれしいです!! 毎年、腰が割れるかと思われるほどの、ピンセットを片手に畑にはいつくばる虫取りですが、今秋は9人の若者の参加のおかげで、また、いつものにっくきダイコンサルハムシが比較的少なかったりで、予想よりもずっと早く終えることができました。夜にヘッドライトをつけての虫取りをしなくてすむだけで感激です。みんな、ありがとー!        続き
  • 世間はなかなか厳しい

    ( 2011.12.21 )
    日給1500円!? 先日、4人の援農の人たちと畑の草取りをしていると、自転車に乗った60歳ぐらいの男性が話しかけてきました。 「あんた、社長さんか?」 「まぁ、そんなとこやなぁ」 「こんなんやってて、もうかんのかいなぁ・・・」 「うちは無農薬やから」   続き
  • 住山ゴボウ

    ( 2011.12.21 )
    ゴンボなぁ・・・(はぁー) ここ住山(すみやま)集落のゴボウは名品の誉れ高いのです(色が白い、香りが良い、やわらかい)。なので、何人もの集落の方々がゴボウを栽培しています。   続き
  • 一体、世界は・・・・?

    ( 2009.9.22 )
    大雨のあとは乾燥に直面   一体、どうしたことでしょう。8月15日にアメリカから帰国して以来、一度も雨が降っていません。雨が多すぎたために明らかに調子の悪そうな野菜たちが、今度は乾燥に直面しています。唯一、あれだけ元気だった里芋がしおれだしてきました。たまたま、水路がすぐそばに通る畑なので、すぐに水をやりましたが、水の便の悪いところはほったらかしです。   続き
  • アメリカの空港で親子生き別れ?!

    ( 2009.9.7 )
    「パスポートがない」とたまがポツリ  ▶のりたまのたま(♀)と子供たち(かぜは・8さい、のはら・4さい、つばき・1さい)が、フルブライト奨学金を得ての一年のアメリカ留学(ニューメキシコ・文化人類学)を終えて、帰国しました! といきたいところですが、たまとつばきはまだアメリカなのです。 ▶アメリカ出発の前夜(朝6時!の飛行機)、私と子供たちは空港まで送ってくださるという方のところに泊まり込み、たまはもともと住んでいた所で荷造りを。私は3時半に起床し、最後の身支度にとりかかり、4時を少し回った頃、「のり、あかん、間に合わへん」とたま登場。そこからさらに荷造りをして、さあ行こか、という時に「パスポートがない」とたまがポツリ。「えーっ!?!」。   続き
  • 死闘!  モモVS蛇

    ( 2009.8.4 )
    「グゲー〜〜〜〜〜」。鶏舎から断末魔の声がすると、なぜか夜中でも目が覚めます。 「おのれ―― 、アライグマのラスカルの野郎か。ここで出会ったが(布団の中でまだ出会っていない)百年目。たたっ斬ってやる」(さすが、社長――) ヘッドライトON。長靴ON。そして、手には突き刺すためのフォーク。「モモ――、モモ――」(勇ましいわりに、必死でモモを呼ぶ。   続き
  • 最初の言葉は「Yes!」

    ( 2009.8.4 )
    夏休みの予定です。8月10日〜15日、渡米します! ちょうど1年前に同行した時に、惨状(?)を目のあたりにしてしまったので・・・、とにかく、すごい量の荷物でした。   続き
  • マムシの効きめは?

    ( 2009.8.4 )
    あつい!ですね、みなさん。今は、月ようの夜です。金ようからずっと雨です(お気に入りの雪駄にもサンショウの木のスリコギにもカビが生えています)。畑には日陰がありません。どこで休めばいいのでしょうか。各地で35度とか36度とか、もう、人間の活動できる温度ではありません。31度、32度くれいまでなら何とかなるのですが、まぁ、シエスタまでいかなくても、12時〜2時くらいまでは昼休みにする等、思いきったやり方が必要なのでは。ここまでくると、常識の通用しない暑さです。 去年を思い起こせば、小豆の種を播く7月20日頃までは元気でした。が、その夜、体力は凋落の一途をたどりました・・・。今夏もまだ身体は動きます。小豆の播種、もうすぐやなぁ・・・。   続き
  • やっと、まともな雨が降りました

    ( 2009.7.9 )
    ついに暑くなってきました。ただ、雨がとても少ないです。畝というか、畑に十分しみこむような雨が降っていません。そのためか、野菜の育成が遅いです。グリーンボール、ちと小さいです。キュウリも、樹がまだ小さいです。ズッキーニはなんとか出来てきました。うるわしのモロッコインゲン豆は、一度なにかの虫に全てやられたため、播き直し。まだまだです(野菜の中では、モロッコインゲン豆と小カブがとてもうるわしいと思います)。       09年6月30日                               続き