山名酒造の「早春賦」に、今宵も酔うて候

昨日の夕べ、山名酒造に予約していた「早春賦」が届いた。しぼりたて 寒仕込みの酒。

今宵も、肉体労働のあとだけに、嗚呼、嗚呼・・・はなはだ気持ちよく酔うて候。

以下は、山名酒造のパンフより。

 酒造りに携わる者にとって、天塩にかけて仕込んだもろみを搾る日は、親が子の誕生日を迎える時と似た感を抱かせます。しぼったばかりの生まれたての酒はその独特の芳香と若々しい風味をもって、古くから蔵内でしか飲めない門外不出の酒として蔵人にも珍重されてきました。折よく上槽直後に立ち寄った客人は、そうした新酒を口にすると驚きを隠しませんでした。
現在、各メーカーが“しぼりたて”と銘打って商品化していますが、それらのほとんどが、日持ちをさせようとしたり、度数を下げて味を軽くしたりして、何らかの加工をしたものです。またアルコールを添加した酒では酵母も死んでしまいます。
私たちはしぼったその日の何の手も加えない原酒が与えてくれる感動を、蔵元だけではなく消費者にも届けようと考えました。
早春賦の特徴を申し上げます。

 ということで、米・酵母・四季の変化・上槽日(しぼり日)・もろみなどの解説が続きますが、とにかく山名酒造(現14代目)は、旨い酒づくりに徹底してこだわっている所が素晴らしい。14代目の山名社長はなかなかの詩人ですし、杜氏の青木さんは、全国的にも知られた名杜氏ですからなさらに・・・。パンフの最後には、こんな歌が書いてあります。

春は名のみの風の寒さや
谷のうぐいす 歌はおもえど 
時にあらずと  声もたてず
時にあらずと 声もたてず


旨い酒にふさわしいネーミング。嗚呼、嗚呼、風邪を引きながら声も立てず、今宵もひとり早春に酔うて候・・・極楽極楽。
この至福、ひとりではもったいなく、友にも呑ませたいもの。

 山名酒造