福井県発:【ジビエ】農作物や林業への被害防止とともに生態系の維持、地産地消…

ジビエ(野生鳥獣の肉)への関心が高まっている。ジビエの消費は、生息数が激増し農林業に被害を及ぼすイノシシやシカを減らす手段の一つとなる。

一方で捕獲の担い手となる狩猟者の減少、高齢化に加え、ジビエを食することへの消費者の抵抗感など課題もある。
日本ジビエ振興協議会によると、シカ、イノシシなどによる全国の農作物被害額は年200億円にも上る。収穫直前の作物を根こそぎ食べられてしまったり、畑を荒らされたりと農家を苦しめる。本県の昨年の被害額は約9500万円に達し、イノシシとシカで8割を占める。シカによる樹木の食害は深刻で、特に嶺南では枝葉などが食べ尽くされ、専門家は森林生態系への影響を懸念する。
県内のシカの推定生息数は3万2千頭。生息密度を下げるため県は有害捕獲による年間の捕獲計画数を定める。2011年度の捕獲数は5千頭を超え10年前の約14倍にもなるが、計画数に届いていない。有害捕獲が全捕獲数の9割を占め、狩猟対象として人気のあるイノシシも有害捕獲の割合が高まっている。
捕獲数増加とは裏腹に狩猟者は減少の一途だ。ライフル銃や散弾銃が使える第1種銃猟登録者は2012年度470人余りで、20年ほど前に比べ半減。狩猟免許所有者も60歳以上が6割と高齢化は否めない。……(2013年11月18日) 【福井新聞】<社説>■ 浸透させたい「食材」活用

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