秋空の下で瞑想するカマキリに想う

急に寒くなったり暑さが戻ったり・・・日照りや豪雨や突風、もはや「異常気象」という言葉も使えないほど異常が平常になっている。

天候がどうであろうと、この時期になると多くの蛇は脱皮して地にもぐる。先日も草むらに2メートルほどもある蛇の脱皮を見つけた。カマキリは卵を産んで来年に備える。畑の冬キャベツにはまだモンシロ蝶が飛び回って卵を産み付けている。枯れ葉が落ち、季節は淡々と過ぎていく。

自然災害は年々巨大になっているように見えるが、それは人間から見て計ったスケールにすぎない。動物や昆虫たちにしてみれば、人間が作った人工物も自然の一部にすぎないわけだ。
10月のある日、一匹のカマキリが我が家の杉板の外壁に卵鞘を産みつけて、頭を下に向けた姿勢のまま瞑想でもしているように何時間も静止していた。

カマキリは通常、低木の幹や枝、背の高い草などに卵鞘を作るようだが、このカマキリにとっては軒下にあるこの外壁こそ子孫繁栄を保証する揺りかごだった。カマキリの天敵は仲間同士やスズメバチらしいが、外壁の卵鞘を剥がすかもしれない家主のことなどまったく眼中にないようである。

それにしても昆虫のなかでもカマキリは、その三角形の顔といい、大きな目といい、鎌形の鋭い両腕といい、よくもまあこんな面白い造形をと、出会うたびに感心させられる。「交尾後にメスがオスを食べてしまうこともある」というカマキリの生態もこの造形に似つかわしい。  空太

 

ウィキぺディアより
食性は肉食性で、自身より小さい昆虫や小動物を捕食するが、大きさによってはスズメバチやキリギリス、ショウリョウバッタ、オニヤンマ等の大型肉食昆虫やヘビ、クモ、カエル、トカゲ、ミミズなど昆虫以外の小動物を捕食することもある。また、獲物が少ない環境では共食いすることもある。同種内ではメスの方がオスよりも大きいため、メスがオスを食べてしまうこともある(交尾後に多い)。捕食の際は鎌状の前脚で獲物を捕えて抑えつけ、大顎でかじって食べる。食後は前脚を念入りに舐めて掃除する。他の昆虫を捕食することから益虫とされる場合が多いが、それぞれの環境によって、益虫を捕食してしまう場合には害虫になり、害虫を捕食してくれる場合には益虫になるという両面を持つ。