「信州ガレットを売り出せ!」 振興会設立 全国展開へ 長野

県内産そば粉を使った新たな食の魅力づくりに向けて、フランス・ブルターニュ地方のソバを使った郷土料理「ガレット」に着目、

地産地消にこだわった「信州ガレット」として全国に売り出すプロジェクトが動き出した。信州そばのブランドは揺るぎないが、料理としてのそばは完成された商品。その点、ガレットは他の食材と組み合わせられることから、信州名物として県内外に発信することによって、地元食材を含めた需要を新たに開拓していく。
ガレットは、そば粉や水、塩などを混ぜた生地をクレープ状に焼き、生ハムなどの肉類、魚介類、チーズ、野菜などを載せて味わう料理。県産農畜産物と組み合わせて地産地消の拡大につなげようと、製粉会社やガレットの特産化に取り組む商工会・商工会議所など経済団体が「信州ガレット振興会」を設立し、PRや普及活動を行う。
「そばはそれだけで完結した料理だが、ガレットは他の食材との組み合わせが幅広く応用範囲はとても広い。上手に売り出せば県内農業産品を総動員できる」。同振興会会長に就任した日本ソムリエ協会マスターソムリエの高野豊さんは、ガレットの“波及効果”をこう説明する。
同振興会は今年度、ブランドマークやホームページ作成、料理店向けの講習会開催、ガレット提供店マップの製作などを通じて、信州ガレットを県内外へアピールすることを計画。平成27年の北陸新幹線長野-金沢間開業や善光寺御開帳をにらみ、「信州ガレット祭り」の開催に向けた準備を進めていく。
白馬村では20年から先進的に特産化を図り、すでに村内のガレット提供店舗は42店に上る。同振興会常任委員の山岸大祐白馬商工会経営指導員は「観光客の反応はよく、可能性は無限大だ」、同振興会事務局長の平賀敏明日穀製粉営業本部長は「ソバ生産量は全国トップの北海道に大きく水をあけられているが、信州ガレットの発信、定着で県内の生産農家を元気にして、観光客の消費拡大につなげたい」と話している。

msn 産経ニュースより 2013.10.9 02:10