[紀伊水害2年]高菜料理 再生に一役 とうなずし販売

高菜の茎を刻んで入れたご飯に、唐辛子と塩に10日ほど漬け込んだ葉を巻いた「とうなずし」。


十津川・谷瀬地区で収穫「復興住宅住民と協力も」
十津川村で村おこしに取り組む住民グループが、高菜を使った郷土料理を売り出し中だ。つり橋で知られ、紀伊水害の復興住宅が建設される谷瀬地区で栽培・加工しており、「復興住宅の人たちやUターンの若者らとも力をあわせて村の名物にしたい」と夢を描く。(守川雄一郎)

高菜の茎を刻んで入れたご飯に、唐辛子と塩に10日ほど漬け込んだ葉を巻いた「とうなずし」。具は春夏は梅干し、秋冬は高菜の芯とカツオ節のあえ物で、子供のおやつとしても人気がある。村では約80年前から各農家が自家用に栽培してきたが、生産者の高齢化を受けて村と谷瀬地区の住民が協力して生産を続け、名産品としてPRすることになった。
県農業総合センターで村産の高菜の成分を分析したところ、食欲増進に効果があるとされる辛味成分の「イソチオシアネート」が多く含まれていることがわかった。「谷瀬つり橋茶屋」のメンバー11人が同地区の50アールで栽培し、今年3~5月に約600キロを初めて収穫。「とうなずし」(3個350円)と「十津川たかな」(300グラム、480円)に加工して販売している。
茶屋の坂口ひろみさん(53)は「ほどよい辛味で世代を問わず人気があります。この二つで、谷瀬を元気にしたい」と意気込む。
村では11月に大和郡山市と川上村で開くイベントに出品する予定。「とうなずし」は茶屋のほか、同村平谷の「ホテル昴」レストランでも味わえる。問い合わせは同茶屋(0746・68・0425)。
(2013年8月31日 読売新聞)

YOMIURI ONLINE より