花粉が昆虫を殺す

遺伝子組み換え作物は殺虫成分を生成する遺伝子が組み込まれており、特定の害虫を殺すタンパク質であるBt毒素を体内で生成。 (岡本よりたかさんのFBより)

講演のために福井に向かう新幹線の中、資料調べをしていて、ふと思った花粉のこと。

遺伝子組み換え作物は殺虫成分を生成する遺伝子が組み込まれており、特定の害虫を殺すタンパク質であるBt毒素を体内で生成しています。...

その毒素は、当然、実だけでなく、茎、枝、葉などにも存在し、そしてもちろん花粉にも存在しています。

この事に疑問を持った昆虫学者であるLoseyらは、このBt毒素を発現する遺伝子を導入したトウモロコシの花粉を人為的に付着させたトウワタの葉で、希少種のオオカバマダラの幼虫を飼育したところ、生育障害が見られたと報告しました。

この報告は1999年のことですが、それ以降、遺伝子組み換え作物が標的以外の昆虫へも、大きな影響を及ぼしているのではないかと危惧されています。

花粉は雄蕊から雌蕊へと渡り、受粉し、実を成らせます。花粉を運ぶのは風と昆虫です。その昆虫が花粉に触れると死んでしまうとしたのなら、その作物は実を成らすことができません。人は、自分たちの食糧である作物の実を実らせない技術を開発しているのではないでしょうか。

もちろん、現在のところは、その危惧が的中しているかどうかは分かりません。

そしてもう一つ。あるインドの遺伝子組み換え綿を栽培する農家は、畑に出ると発疹に襲われ、ついには畑に出られなくなると訴えているといいます。多くの農民は農作業で多くの花粉を被ります。あるいは除草剤耐性である遺伝子組み換え作物の場合は、作物の残留している除草剤成分に身を晒すことになります。

彼らが発疹を起こすのは、そのBt毒素の花粉、もしくは大量に散布された除草剤が原因ではないかと推測できます。

遺伝子組み換え作物は、農家の作業効率をアップし、収量をアップすることを目的としていました。殺虫成分を持つことで殺虫剤の散布が減るということ、除草剤散布により、草刈り作業が減り、収益性が良くなるという事。

しかし、その利便性の裏には、農家の体調不良というおまけが付いていました、そして近隣では除草剤による健康被害も拡大しました。もちろん、それを食べる人の健康までも損なっているようです。

何故、人は自らの生命を危機に晒してまで、利便性、効率性を求めるのでしょうかね。地球によって、人類が滅亡するためのスイッチを入れられてしまったのかもしれません。

岡本よりたかさんのFB(2013.8.31)より
 

※・・・・・・コトバが出て・・・こない。でもね、たとえスイッチ・オンになったとしても、明日、野菜の種を植えよう。