丹波発: 佐賀の「女山大根」の種採り

「農業の自立は種採りから」という岩崎政利さんが佐賀から持ってきたダイコン。先週の日曜日、丹波カルデンの畑でこの種を採った。


「ひょうごの在来種保存会」の講演会(2月17日)の会場でいただいたこのダイコンは、「種を採ってレポート提出することが条件」と保存会の山根さんから言われていた。
ダイコンの種を採るのは初めてのこと、白い可憐な花を咲かせ、花も茎も枯れて種ができていく様子を眺めていると、何となく豊かな気持になった。

「農家は野菜の花を捨ててしまうけれど、種になる前に花がいっぱい咲きます。私はいっぱい咲いた花が神様のように見えるんですね。採種のためには畑に花を咲かせないといけません。花も茎も枯れはてて、いまにも倒れそうになった野菜。この瞬間がいちばん美しいなと思うんですねぇ・・・」(岩崎政利さんのコトバ)

「花が神様のように見える」という心境までには至らないけれど、遺伝子を残そうとする植物の営みと、この小さな種が愛おしく思える。
さっそく「ひょうごの在来種保存会」にこの種を納め、秋には種を播いてみよう。
「この種はまだ固定する途中ですけど、それだけに面白いですよ」と岩崎さんは言っていた。
はたして何年かしたら丹波の固定種になるのか、また、どんなダイコンに変わっていくのか楽しみである。

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