奇跡のリンゴは「奇跡」ではなく「必然」だ

不可能だと言われた無農薬栽培のリンゴを可能にしたから奇跡と言いたかったのかもしれませんが、どんな植物であっても無農薬で必ず育つものです(細川敏路さん)。


今日は、細川敏路さんのFB記事を紹介投稿します。(岡本よりたかさんのFBより)
 

「奇跡のリンゴ」で有名になった青森のリンゴ農家の木村秋則さんはご存知かと思います。奇跡のリンゴは、「奇跡」ではなく「必然」だと、僕はずっと言い続けています。

... 誰が付けたのか「奇跡」という冠。不可能だと言われた無農薬栽培のリンゴを可能にしたから奇跡と言いたかったのかもしれませんが、どんな植物であっても無農薬で必ず育つものです。

それは、自然に学べば誰でも分かることです。だからこそ、木村さんは可能性を信じ、信念を貫き通し、リンゴの無農薬を実現したわけです。つまり無農薬リンゴ栽培の成功は必然だったわけです。

昔の木村さんのリンゴの樹は、化学肥料が撒かれ、農薬を掛けられ、地上部は丈夫で元気に見えていましたが、地下部が衰えていました。多くの散布が微生物の量を減らしてしまっていたからです。その状況で、突然、農薬と肥料をやめてしまったので、地下部が地上部を支えきれず、どんどん朽ちて行きました。

やがて、木村さんは、地下部の重要さに気づきます。根が、土が健康であれば、地上部は復活するはずだと。そこに気づいたことから成功の道が開けました。

無農薬、無肥料栽培に最も大切なのは、地下部、つまり根だったのです。植物は土壌菌の働きに助けられながら、根から水やミネラルを吸収します。一般的には肥料が撒かれるので、土は栄養に満たされていますが、ミネラルが枯渇した土壌では、根が必要なミネラルを吸収することができません。無農薬を無肥料を実現するためには、自然の力で土壌菌を増やし、根を元気にする必要があったのです。それを木村さんは山の土から学びました。

木村さんのリンゴも、無農薬栽培に成功し、これからが正念場かもしれません。一人で作るリンゴの数には限度があります。リンゴ農家として、商売としてどこまで成功を続けるかも重要です。

でも、木村さんはこう考えます。僕だけが無農薬のリンゴを作る必要はない、多くの農家が無農薬リンゴを作り、無農薬米を作り、無農薬野菜を作ればいい。そういう農家を増やせば、みんなに行き渡るではないか…。それを実現するために、木村さんは講演で、こう話すそうです。

--- シェア元の細川敏路さんの記事より ---

「今の農業は、肥料、堆肥、農薬、除草剤の散布作業が大変な農業、疲れる農業。自然栽培は、肥料、堆肥、農薬、除草剤を散布せず、疲れない農業です。肥料、堆肥を使うと、害虫を招き、農薬を使わなければならなくなる。環境も破壊している。

私は、自分の仕事、肥料、堆肥、農薬、除草剤を使わない農業に誇りを持っています。皆さんも、様々な仕事があるかと思いますが、自分の仕事を愛し、誇りを持っていけば、今、不景気の嵐が吹いている中でも、必ず越せるのではないかと、私は思うのです。」

岡本よりたかさんのFBより

コメント:慣行農法では「奇跡」と言われるほどに、農薬・化学肥料が浸透しているという逆説ですね。我が集落でも事情は同じ、借りた畑を草ぼうぼうの自然農法をすると「返してくれ」と言われたりする。これは畑ではない、と。