子ども3人連れ留学てんてこまい記(2)

 アイドル争いのけんか

 子ども達も大きく変化しました。というか成長しました。飛び抜けて成長したのは、一番下の椿です。生後3ヶ月で行った時は、本当に小さくてよく寝ている赤ちゃんでしたが、それが首が据わって、お座りして、はいはいして、日本に帰る頃にはよちよち歩くまでになっていたのですから、もう驚くばかりです。可愛くてみんなに「キューティーパイ」と呼ばれていました。食べたくなるほど可愛いパイということらしいです。
   家の中にこのアイドルが1人いて、あともう2人アイドルになりたい上の子たちがいました。二人は競って私の注目を得ようとし、いつもケンカばかりしていました。みんな病気もほとんどせずに元気でいてくれたことは何よりだったのですが、元気過ぎて常にエネルギーが余っている感じで、週末は片付けものとかで家にいると、上の二人はもう退屈でどこかへ遊びに行きたくてしょうがなくて、そうすると私もできるだけ戸外へ連れ出して遊びに行きました。

 アメリカで公園デビュー

 住んでいた場所が街中で、博物館や美術館そして大きな公園が近くにあって、行く場所に困らなかったのは幸いでした。中でも「エクスプローラ」という名前の子ども博物館は、科学をベースに色々な展示や体験ができ、大人でも十分楽しめるほどとてもよくできており、そこの会員になってよく行っていました。日本にいるときは住んでいるところが田舎だからか、公園にさえ子ども達を連れて行くことはめったになく、アメリカで公園デビューかと思っていました。色々楽しそうな遊具が置いてあって、芝生で子どもにはとっても良いのですが、不思議なことにアルバカーキの公園はどこもトイレがなく、しかも手を洗ったりする水場もなくて、ええなんで?と思っていました。

 様々なホームレス対策

 ホームレス対策なのでしょうか?でもホームレスの人たちもたくさん見かけました。女性のホームレス、退役軍人のホームレス等、日本とは比較にならないほどたくさんのホームレスの人たちが町にいて、またホームレスの人用のシェルター(簡易宿泊所や炊き出し施設)、クリニック(無料で治療の受けられる病院)、はては子連れのホームレスの人用の無料保育園まで、様々なサービスも用意されていて、これは充実していて素晴らしいと言うべきなのかどうなのか。ホームレスが少ないことのほうが良いような・・・。でも貧富の格差が激しいことを目の当たりにして、金持ちはより金持ちに、貧しい人はより貧しく、中間はみんな貧しい方へどんどん転落して、失業率の高さを、ああ、あなたもって感じに見聞きすることができました。私の見たところ、貧しい人ほど粗悪なものを食べて、太って、余計病気が多くなり、保険に入っていなければまともな医療を受けられることもできなくて、・・・
by たま