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この畑を借りてから、戦いが始まります。
その時生えていた雑草を見ても、確かに土地は痩せている感じでした。麦は肥料食いと言われるほど、痩せた土地では育たないと言います。
この畑、使われなくなってから、雑草を生やさないようにずっと管理されていたそうで、農村地域では畑を雑草だらけにするのは末代の恥とさえ言われます。痩せた理由は、それです。作物も作らず、雑草も生やさない。それは砂漠化を推し進める行為でしかありません。
この畑を借りてから、戦いが始まります。もちろん雑草との戦いではありません。この畑に生物多様性を取り戻すための、地主と中山間地組合との戦いです。
電話がかかってきます。「草が生えているよ。」・・・・
続き 岡本よりたかさんのfacebook
コメント:「農村地域では畑を雑草だらけにするのは末代の恥とさえ言われます。」岡本さんが書いているように、自然農法は一般農家にはなかなか理解されない。自分の畑に雑草を生やすのは勝手でしょう! というわけにはいかないのだ。「雑草の種が飛んで周りの畑に迷惑をかける」とか、「農薬がなければ野菜づくりはできない」という農家が大多数だから。
岡本さんのような考え方は、とくに若い新規就農者に増えつつあるけれど、「雑草との戦いではなく、地主と中間地組合との戦い」というのは、農業経験のない一般消費者や都会人にはピンと理解できないでしょうね。