丹波市有機農業研究会主催の有機農業講座

 ジャパンバイオファームの小祝政明氏を講師に

 11月7日、8日と2日間、丹波市有機農業研究会が主催で有機農業講座を開催した。講師はジャパンバイオファームの小祝政明氏。通常は兵庫県有機農業研究会で開催してきたが、地域の強い要望で丹波の生産者のみで集中的に少人数で小祝氏の講義を聞きたいとの意見が出て実現した。                       

 予定の倍近い参加者

 初日はお米の生産者、高木氏、宮垣親子(3名)、地域外から3名、高砂飼料から2名、兵有研の研修生3名、丹波みのり会3名、市有研から橋本、池野さん、大谷さんが参加。10名ぐらいの少人数でやる予定が18名も集まり、丹波太郎の集会場がいっぱいになった。

 最初にモデル圃場である井上君の畑に行き、小祝氏から畑の野菜の葉を見たり、作物を抜いて根の形も見たりして話を聞いた。参加者からも積極的に質問が出て、菜の花やホウレン草、キャベツ、サトイモ、これから植える玉葱などの話を聞いた。

 有機農業は科学(化学)

 小祝氏によると一般的に生産者は窒素系の肥料を中心にやっているが、実は自然界の中では窒素よりもミネラル成分が先行して働いているので森や雑草地では虫や病気の害が少ないのであると力説されていた。有機栽培も自然界の仕組みに従い、ミネラル成分と微生物の働きに注意すべきである。根を広く張らすためには鉄分が大切で長年、堆肥を投入せずに窒素系の肥料をやり続けるとミネラル成分が不足し、病虫害に影響が強くなることも学んだ。

 鉄分は酸素と結合し土に固定するのでときどき水を入れて酸欠状態にすると植物に吸いやすくなるので畑を水田に転換することが有効ではあるがそれでも長年継続すると鉄分が欠乏するらしい。また水質によってもミネラル分が異なり上流であるほど水に含まれるミネラル分が高いので土へのミネラル供給が進むそうだ。                           

                                    (市有研便り 09年11月号より)