立命館大学「教養ゼミナール」 聴講生の感想文

若い声に励まされ勇気づけられます!

 去る10月16日、立命館大学の教養ゼミナール(高嶋正晴准教授、産業社会学部)で、田舎元気本舗が取り組む丹波ニューツーリズムや丹波カルデンについて話をさせてもらいました。聴講生は20名ほどで学年・学部はいろいろ。その学生たちの感想文が高嶋先生から送られてきました。昨年の秋は、関西学院大学の教室で講義をさせてもらい、100名以上の学生から声(感想文)が届きとても感動しました。今回も同様に学生たちの率直な意見・感想に「やっぱり若い人たちの感性はいいなぁ、日本の将来は明るい」と、逆に励まされ勇気づけられる思いがしています。掲載許可をえて、ここに発表させてもらいます。

10/16の平野さんのお話を聞いて (下線は平野)

平野さんの見てきたものに少し共通点があって、話の最初からとても楽しかったです。モンゴル、ティピなど私も経験して、農業に現在興味があります。都市に住む人、消費者の果たすべき役割私も切に願っており、食育、地球とのつながり、思いやりなどを見通していかなければと思っています。最後平野さんがおっしゃった「おせっかい」という言葉が平野さんらしい一言だった気がします。そのような姿勢で取りくみ続けてきた結果が現在までつながっているのだと思います。とても参考になりました。国交省のHPまたゆっくり見てみようと思います。

農商工連携、農業の活性化、都市と農村の交流など、興味のあるキーワードに関するお話を聴けてよかったです。平野さんは田舎暮らしに憧れて取組みを始められたとのことですが、私自身は元々田舎育ちなので、違った観点からの意見が聴けて参考になりました。ただ、都市と農村との交流に関して、少し疑問も残りました。それは、丹波では地域住民も喜んで協力しているという感じでしたが、やはり住民としては「よそ者」を敬遠する部分もあるのではないか。都市の人としては、田舎の閉鎖性に疲れてしまうのではないかということです。そういう意味では、完全な流入ではなく週末などの一時的な「丹波カルデン」などの取組みがちょうど良くて効果的なのかなと思いました

・今日の話の内容は食についてが中心で、現在の日本は食についての問題があり、とてもタイムリーな話だと思った。現在のメディアなどもよく田舎についての報道がよくされていて、関心が高っている中で、そういう動きをしている方の話を聞けてよかったと思う。

・今日のお話を聞いて、田舎暮らしに趣味が深まりました。私は将来も田舎暮らしするつもりもありました。だがそれは日本の中ではない。中国の出身の私は、中国に帰国するか、北欧でのんびり田舎暮らしをしたいと思いました。そして、丹波市のことを詳しく知るようになりました。パンフレットを見て、作物などがとても多くて、行ってみたいと思いました。観光から"感幸"へという言葉が私はとても感心しました。中国の国内の旅行では、世界遺産よりも農村にいって、ふれあったりします。

・農業は単なる第一次産業はないという言葉には驚きました。そして、農業は医療と同じであるということを知って、納得しました。農業が医療と同じということが、人々にもっと広がれば、食品問題は起こらなくなるような気がしました。株の配当が農産物というのはとても面白いやり方だと思いました。

・ジャンルは違いますが、自分も社会起業をしたいと思います。今日聞いた事業に関してはなるほどな、と思いました。ただ疑問に関しては、この事業が地域活性化か農業促進のどちらに重点をおいているのかが分かりませんでした。地域活性化に重点を置いているなら、嫌でも金もうけを中心に考えなくてはならないと思います。

・自分は都会で育ったこともあり、田舎での生活には少なからず興味がありました。今回の田舎元気本舗の平野さんの講義を聞いて、より一層おもしろそうだなという風に感じました。自分は農作業で生計をたてたいとかそういう希望はあまりありませんが、農耕に手を出してみたいという学生は大勢いると思っています。株式会社である以上厳しい面はあるとは思いますが、学生にも手を差しのべてくれるようなプランがあると、さらなる人材交流も可能になるのではないのかなと感じました。「企業を相手にしている」とおっしゃっていましたが、自分は学生向けのフリーマガジンを制作する団体に入っていまして、もし機会がありましたら、互いに協力できることがしてみたいと感じました

・今回のお話を聞いて思ったことは、地域にあるものを発見して、それを生かしていくということが1番大切だと思った。田舎で定住したいと考える人はたくさんいるけれど、田舎で暮らすにあたって職などの問題があって、なかなか実現できる人がいない。そういう人々に、田舎暮らしを体験してもらうのは、それだけでも、人々にとって素敵な経験になると思った。

・企業の福利機能として田んぼをかして、元気になって帰ってもらい、農家の人にもメリットのある事業、という発想は非常におもしろいと思った。従来の消費型の観光とちがい、「生産的」だなぁという印象(物を実際作るだけでないので「 」つき)を受けた。それは充足感と交流の場がキーワードかなぁと感じた。一つ疑問点として、田舎には仕事がない→デザイン、エンプロイメントとの「雇用」はこの事業のどこで発生しているのでしょう...。雇用を生むのかどうか、よくわかりませんでした。都市問題と地方や地域問題を結ぶ点でとてもおもしろいと思いました。

・今日の平野さんのお話を聞いてとても感動しました。アイディアの豊富さ、行動力はとても素晴らしいものだと思います。農作業、山菜あつめなどは私を含め普段は体験できないとても貴重な経験です。都会暮らしから少し離れてそのような経験をすることで見も心もリフレッシュすると思います。ぜひこの事業をもっともっと多くの人に知ってもらって田舎の活性化に役立ててほしいです。

・初めに印象に残ったのはやはり私達が「いのち」を食べているということです。私達は「いのち」を食べているにも関わらず、その「いのち」を作る農業に対して、他人事すぎるような気がします。実際、自分の祖母もみかん農家で毎日みかんを作っています。先祖から伝わる土地もあります。今はまだ元気に働いている祖母も、いつ体に支障をきたして作れないようになるかはわかりません。おそらく祖母が作らなくなったみかんの土地は、放たらかしになって草がはえ、無駄な物になるんだと思います。そういう状況は、私だけではないはずです。私が話を聞いて心に残ったのは農業の現状、複合汚染、消費者意識から当事者意識へ、ということです。その点で、実際に企業を起こしたり、企業へ呼びかける平野さんはすごいと思います。時代が、食育やQOL、健康や運動を求め始めている中、平野さんの努力は、人々に受け入れられていくと思います。私は今日お話を聞いてそう感じました。

・何気なく私たちは食物を食べていますが、「いのち」の大切さを学ぶことがとても大切なことだなと思いました。丹波ニューツーリズムのしくみ、すごくいいと思います。昔に比べ、人や自然との関わりがうすくなってきているので、いい機会になると思います。食物の大切さを知り、人や自然と関わりが持てる。国民にとって必要とされていることだと思いました。また、季節の変化も感じられるものだと思います。どうもありがとうございました。

・この事業がNPOではなくて株式会社である理由は、自分たちを追いつめるためであると聞き、自ら追いつめるのは本当に尊敬した。NPOの方が責任を負わなくてすむのに。また、平野さんの話を聞いて、一番印象に残っているのは、「いのちの大切さ」である。ものを食べることを、あたり前のようにしていたけど、改めて、ものを食べることをどう考え、感じるのかと問われたら、普段していることなのに、答えが出せなかった今、私たちが普通に食べていられることは「幸福」という言葉しかでません。この事業は、たくさんコミュニケーションがとれるところが良い。多くの面でプラスになるのだろうなと思った。今までの私の経験からしても、都会の人は「当事者」の目で、地方のことを考えてほしいと思った。たくさんのお話、本当にありがとうございました。

農業を「いのち」としてみると、私達は生産者の人達に活かせてもらっていることがよくわかる。ここに地方の田舎と呼ばれる地域と都会の交流というか、つながりを強く感じた。過疎地域が増えるということは農家が減るということで、その問題の重大さも同時に強く感じた。

・今日の授業を受けて、前から他の授業でニューツーリズムの話を聞いていたが、経営者さん側からのお話でとても理解が深まりました。また、こういった事業は行政でしているものだと、勝手に思っていたので、個人の株式会社が行っているというのは驚きでした