れんげ畑にこいのぼり・・・春日れんが祭りは5月3日

 雨が降ったり止んだりのこの時期の雨は、旧暦の七十二候では「穀雨」と言うそうだ。田植え前の恵みの雨である。

この数年、4月中頃にはれんげ畑が色どりはじめ、5月3日のれんげ祭りには満開時期を過ぎてしまうのではないかと当事者たちはやきもき。でも今年は、ここ数日の寒のもどりのせいか花が2、3分ほどだから、ちょうど頃会いかもしれない。

 昨日(22日)は午後1時から、「第21回 春日れんげ祭り」の準備で、青々としたれんげ畑のなかにこいのぼりを上げた。午前中はずっと雨が降っていたのに、作業前にはぴたり止んだ。山から吹きおろす風は3月末ころの寒さにもどっていたが、汗する作業にはちょうどいい。
この準備作業は組長と交流部の仕事で、昨年春、ぼくは組長になって初めて経験した。その作業が終わったとたん、「こんなイベント、止めたらいいのに」とそばにいた若い組長がボヤいた。「あっ、聴いたぞ。こんどの会合のときに言ってやろかな」とぼくが笑いながら言うと、「止めてくださいよ。ウソですよ」と、彼は慌てて否定した。
この春、第21回目を迎えるこの行事、たしかに準備はなかなか大変なものだ。役が回ってきた何十人もの村人が、たった1日のイベントのために、何日も労力を費やす。毎年その場所が変わる1町ほどのれんげ畑には、冬の間にれんげの種を播く。打ち合わせの会合が夜に数回開かれる。そして4月のこの時期に草刈りやこいのぼり立て、駐車場の準備などをする。前日には会場のテントの準備などをして、5月3日の当日は30~40人のスタッフ総出で、弁当づくり(前日からタケノコを堀り、湯がく)、餅つき、あまごのつかみ獲り、エアートランポリン、移動動物園、宝探しなどなど。昨年ぼくは餅つきコーナーの役回りだったので、10臼以上の餅をついて肩はガタガタ。今年は「あまごの炭焼き」担当だから楽勝だろうか。
昔はれんげ畑などどこでも見られる風景だったが、最近は丹波でもこれほどの規模で見られるところはない。それだけに春日の“伝統行事”として定着したこのイベントをいまさら止めるわけにはいかないのだ。若い組長は思わずぼやいたけれど、彼も本心ではないのだと思う。
昨年は数時間かかった記憶があるけれど、この日は約1時間半で終了となった。危険な作業もあるが、みな手慣れたものだ。高さ7~8メートル・3本の柱にハイヤーロープがピンと張られると、たちまち風をはらんだこいのぼりは威勢よく泳ぎ出した。何かほっとする、いい眺めだ。感無量!

第21回 春日れんげ祭り (丹波市春日町野上野) 10:00~15:00
ゴールデンウィークは丹波のれんげ畑でのんびりしよう!
※舞鶴自動車道・春日インター降りてすぐ
会場は地図を参照してください。

オフィスキムラ