元○▲組の組長、春日町野上野の記録係に

「西宮に住んでいたときは○▲組の組長でござんしたが、とうの昔に引退したのでござんす。なのに、野上野1組の組長を仰せつかるとは」

と、このように集落全体の集まりのときにご挨拶したのは去年の4月でした。
その組長(野上野全体で14戸・14人)の任期は2年間なので、今年1年続けなくてはいけません。毎月平均4~5回の集まりがあり、その上に今年は、街づくり委員会・衛生部の部長、熊野神社のお世話係(責任者)なども仰せつかっているので、トホホの気持ち。移住して2年目に「ゴミ処理場建設問題」が降って湧いたように起き、そのときは住民の1人とぼくで反対運動のようなこともして、集落から10メートル以上浮き上がってしまいました。その説明集会で、酔っ払いの住民から「村から出ていけ!」と罵られたことも。そんなぼくがいまや野上野1組の組長で、しかもこの1年間は集落全体の活動の記録係(カメラマン)の任命も受けています。
すったもんだした挙句、ゴミ処理場建設の見返りとして市や国の補助金を得た「野上野交流施設」が、4月14日(日)に竣工しました(10年間は丹波市の所有なのでこんな無粋なネーミング)。県木材をほぼ100%使った建物で、隣(右下)が間もなく解体される元の中央公民館。集落の集まりのとき透き間風が寒くて寒くて。これからは快適な集会が持てますが、それにしてもこの1年の道のりは長いなぁ・・・。
組長の大きな役割の一つが、1組にお葬式があったときに葬儀委員長になること(2組であれば副委員長に)。これでまる3日間つぶれます。お葬式がないことを日夜祈っていますが、「組長の任期が済んだら、次は農会が待ってるで」とクギをさされています。
というわけで、組長は誰しもやりたがりませんが、こういう体制があるから村のコミュニティも何とか保たれていることは確かです。
丹波にIターンした友人の一人が言いました。 
「田んぼはつくっていないけど、畦道を歩かせてもらっているから、草刈りや溝掃除や村の行事には参加させてもらっている」と。田舎暮らしを考えている人には、「畦道を歩かせてもらっている」というこの名言をぼくはいつも紹介しています。
村長にして組長、衛生部の部長、熊野神社のお世話係、記録係の平野

 
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