NYのアキラ、春の嵐のように

 予報で春の嵐がくるという朝、NYからやってきた春の嵐が去っていった。満開の木蓮と山桜を眺めつつ、ホッとする思いと一抹の寂しさ・・・。

 NYに住み、一年に一度里帰りするアキラとママ(妻の妹)。去年も同じ時期に来ているが、この春も4月1日から6日間、我が家に滞在した。去年はまだ言葉が片言だったが、3歳になったアキラはよくしゃべるようになっていた。
昨日は、妻とふたりでは行くきっかけがつかめなかった城崎マリンワールドで遊び、帰りに城崎温泉に入った。北近畿豊岡道が豊岡の手前まで開通したから行ってみようということだったが、アキラがいたからこそだ。おかげで昨日は童心に帰り、セイウチさんやトドさん、ペンギンさん、イルカさん、そして沢山のお魚さんたちともいっぱいいっぱい遊びました。明るい太陽の日差しのもと、穏やかな海辺でソフトクリームを食べるアキラとママを見て、ぼくらも幸せを感じていました。
「楽しい?」と、妻はボンヤリするぼくに訊いたけれど、楽しくないはずがない。
「生物の多様性と不思議さに、改めて感動しすぎて、頭がクラクラしていたんだよ」とぼくは答えた。畑まわりの植物や昆虫とはまた違った生命の設計図にね。
勢いよく自我が芽吹きだしたアキラは自己主張も強くなり、「なんで? なんで?」の質問の連発に疲れてしまうこともあったけれど、とにかく楽しくメモリアルな一日でした。
いま、雨がそぼそぼと降り、シンと静まっている。ミッチーともよく遊び、春の嵐のように吹き去ったアキラ。小さな自我の自己主張が、「ならぬものはならん」現実との衝突を起し、アキラは何度か泣き叫んでいた。来年はいったい、どんな自我を育てて来るのでしょうか。

 さてさて、明日は村の花見、そろそろ準備にかかろうか。(2013.4.6 朝)