いのちの農業の「通過儀礼」

生きたニワトリの解体作業

この秋(9月21〜23日)のワークキャンプも20名ほどの参加者で盛況でした。全国的に知られた市島有機農業研究会が主催するワークキャンプとあって、大阪をはじめ京阪神全域から集まってきました。
年齢は20代後半から30代の人が多く、男女比は約7:3と、農業に関心をもつ最近の傾向が現れています。一人ひとりにインタビューしたわけではありませんが、趣味の農業ではなく、新規就農も視野に入れた参加者が多いようです。workkyanpu2.JPG
このキャンプで恒例となっている研修メニューの一つが、生きたニワトリの解体作業です。農業は「自

 
然のいのちと向き合う仕事」というわけで、いわば通過儀礼としておこないます。橋本伸司さんの平飼い鶏舎から、卵をあまり産まなくなったニワトリを選んできます。

 

血を見るのは・・・


「今日はお客がくるから、ニワトリをつぶそうか」。団塊の世代ぐらいまでは、こんな経験をした人は多いはず。リアルな写真掲載は止めておきますが、2人1組で一羽のニワトリを羽交締めにして逆さに吊



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るし、首に包丁を入れます。こうして十分に血抜きをしてから解体して、夕食のメニューにします

「一気に首を切らないとニワトリが苦しむよ」と橋本さん。参加者はこの儀式のあることは覚悟して臨んでいるので、気後れしている人はいませんが、それでも包丁を入れるときは緊張した面持ち。ある女性は、堂々とやっていました。血を見 るのは、男のほうがだらしないのかもしれません。明るい秋空の下、ポタポタと地面に鮮血が滴り落ちていく。シンと鎮まりかえる厳粛な時間が過ぎていきました。worakkyanpu3.JPG