瀬戸内海から一足早い春便り……「くぎ煮」

今日の昼、ポストをあけると、瀬戸内海(神戸)からうれしい春の便りが。それは、丹波カルデン6年目に入った恩田さんが、毎年送ってくれる「くぎ煮」である。

「あぁ・・・春なんだ」と思わず口をついた。
つい数日前、集落の稲荷神社の初午祭(3月3日。年初の農業祭)の前夜は雪がちらついていたというのに、今日は風もなく一気に春の陽気だ。畑の土手には、フキノトウがたくさん芽吹いていたし、庭では水仙の花がようやく開きはじめていた。しかし丹波では突然冬にもどって雪がちらついたりするから、水仙も用心深げに蕾を閉ざしているのが多い。

以下、「くぎ煮」に同封されていた恩田さんの便り。


拝啓 
春を告げるいかなごの季節になりました。元気にお過ごしのことと存じます。垂水特産の「くぎ煮」を召し上がりください。今年は寒かったのですが生育は早いようで例年より1週間も早い2月23日に漁が解禁になりました。今年は不漁で値段も今までにない値段で、高級魚の仲間入りをしたようです。それでも魚屋の前は長い列ができ、季節の風物詩は健在のようです。
丹波の畑ではもう白菜に花が咲き、大根の花芽が上ってきました。畔にはフキノトウが出ています。
相変わらず忙しく暮らしています。自然農法で、耕さない、農薬や化学肥料をやらない、草と共生し、種も流行りのF1ではなく在来種の種を使っていますので立派なものはできません。おいしい安心できる野菜造りを目指しています。有機稲作は5年目で、ようやく一般並みの収量を確保することができました。また有機稲作里親システムは3年が過ぎました。里親の農家の方々に有機稲作をお願いし、安心しておいしいお米を里子の皆さんに食べていただくお世話をしています。本年も9月からの収穫に向けて、3月に契約栽培の更新をしています。山菜採り(4月)、田植(6月)、稲刈り(10月)、芋掘り(10月末)など丹波へお出かけください。
13年3月5日                    恩田 冷

追記:今日、丹波のスーパーにも、くぎ煮にするいかなご幼魚のパックが出ていた。わが家でも毎年つくるのだが、今日は恩田さんのくぎ煮がある。焚き立てご飯のおかずに、酒の肴にも最高です!