踏床温床の原理がやっとわかった!

しくみとしては、囲いの中に有機物を入れて、それを発酵させ(温度が上がる)、温かくしてやってから、苗を植えるというものなのです。


今日(2/28)、ナスビ・ピーマン・ししとう・トマト等の種を播くために踏床温床(図)をいうのを仕込みました。
杭・竹・ワラで作った囲いの中に落ち葉を入れ、ケイフン・米ヌカをふって足でギュッと踏み込み、その作業を何度も繰り返して高さが60~70センチになるようにする、というやり方です。
昔(30年くらい前まで)は、タバコの苗を作るのに、このやり方があちこちで行われていたようですが、今では私の知る限りゼロ。一度だけ、この踏床温床を実践されている農家さんを見学したことがあるのですが、コツがどうしてもつかめませんでした。
しくみとしては、囲いの中に有機物を入れて、それを発酵させ(温度が上がる)、温かくしてやってから、苗を植えるというものなのです。土は、野菜をつくったことのない田んぼの土を採取して、土に穴を掘って薪を燃やしたところに置いた鉄板で焼いて、消毒・雑草のタネを死滅させます。米ヌカに水を混ぜて、発酵させて肥料を作ります(ボカシ肥料と言います)。それらの努力のかいあって何とか良い苗が出来るようになったのですが、踏床温床自体には関しては「これぞドンピシャの出来!」というのが毎年なかったですね。

それが、今日、無造作に外に積んでいた落ち葉(囲いに移す前)が湯気を立てて発酵していたのです。今年は近くのお寺の参道(延々1.5㎞)の溝にたまった落ち葉、とても湿っていました。中まで濡れています。それを高く積み上げると、重みでギュッと踏み込まれた状態になって、ホコホコしていました。
腑に落ちた、というか、原理がやっとわかりました。20年目にしてやっとです。技術の習得はかくも時間がかかるのでしょうか。長い回り道やったなぁ・・・(しみじみ)。   坂口 典和