ひとつ見つけた、早春の芽吹き

数日前、集落を二人の村人が仲良く、畦道に視線を落としてぶらぶら歩いていた。
「蕗のとう?」「そうや」「まだ早いんじゃないの・・・」 


2月3日の組長研修旅行で見た高知城の朝市では、でっかい蕗のとうが売られていた。「やっぱり土佐は南国だなぁ・・・」とひとり呟く。おそらく丹波の気温とは1カ月の差がある。
例年なら、この時期に庭の水仙があちこちに咲きだしている。積もった雪のあいだにも凛として黄色い花をのぞかせていることもあるのに、今年はまだ蕾をかたく閉ざしている。
蕗のとうも積雪のなかに覗いていることもある。そう思って今朝、毎年出てくる日当たりのよいあたりを探してみると、松の落ち葉にまぎれてポツンとひとつ、すでに花芽を出していた。やわらかな早春の光をうけて、この薄黄緑色のなんと爽やかなこと。

世の中は相変わらず不透明・不安定なことばかりだけれど、嬉しいことに自然の歩みは確かなものだ。梅の蕾もほころびかけている。雪はまだ降るだろうけれど、「もうすぐ春」、ですねぇ。

ちなみに昨年は3月初旬に、蕗のとうをたくさん採っていました。
早春の食儀式 (2012.3.10)
http://ing-hompo.com/modules/post/index.php?content_id=304