丹波篠山発:のり・たま農園では今年、改革を行います!

今冬は寒いから畑の野菜がよく傷みます。うちにはビニールハウスが一棟しかないので(ホウレンソウの成育中で2㎝くらい)、野菜はほぼ露地物です。

本当はいま畑にあるほぼすべての野菜に不織布をかけてもっと傷みを少なくしたいのですが、不織布は当然お金がかかりますし、また最近、明らかに品質が落ちていて(せこい手を使わんといてや!)、とても破れやすいのが腹立ちます。リーマンショック以前は、うまく使えば3~4年使えていたのに、いまは1年で破れてきたりで、ゴミがより多く出ます。

先日、「野菜を売ってください」と大阪から業者の方が来られました。ここ篠山の野菜に特化されているとのこと。しかし、生産者のお一人が止められるということで、代わりの農家を捜しに来られたのです。お話を聞くと、その止められた農家の方(ご高齢です)、冬に野菜の収穫をするのはもういいと。うん、うん、そのお気持はよくわかります。とにかく全ての作業が冷たい、野菜の傷みが多いので掃除が大変・・・農家のみなさんは特に葉ものの出荷を嫌がりますね(ビニールハウスを除く)。よく傷むので調整作業が大変、その割に利益が少ない・・・うちは薪ストーブがあるので、炭状になった木をブリキのバケツに入れて、作業小屋に持ちこんでいます。限定的ですが、手や足を近づけると温かいです。

のり・たま農園では今年、改革を行います!(なんか、政治家みたいです)。
新しく田畑を借りて、そして、10年以上耕作してきた畑をいくつか返します。とてももったいないのですが(新しい田はまたゼロから土作り)、何カ所にも散らばっている田畑を集約して、作業効率を上げ、身体の負担もできるだけ減らしたく思い、決断しました。たまたま、去年秋にまとまった田畑の管理依頼があり(同じ谷中の)、迷いましたが、上記の決断に至りました。
人間の心は変わりますね。以前は、山の方の景観の良い田畑を好んでいたのに、今は四角で、しかも、まとまってある田畑しか耕作したくないのです。それでも、無農薬・無化学肥料は貫き通したいです。今年も“ブレない”のり・たま農園でゆきますので、よろしくお願いいたします。
                                                                                2013年1月末 (坂口典和)