兵庫県但馬地方の「平家かぶら」とワサビを訪ねる

日本に自生するカブは兵庫県だけでなく、山形県、島根県、宮崎県にもあり、平家かぶら(カブ)とか、「天から降ってくる」の意味でフッテカブまたは、類似の言葉でヒッチェカブと呼ばれているという記述があります。(「ひょうご在来種保存会 通信第16号」より抜粋)


兵庫県但馬地方の「平家かぶら」とワサビを訪ねる

山形在来作物研究会代表
山形大学農学部  江頭 宏昌

ひょうごの在来種保存会(以下、保存会と略)代表の山根成人さんに、以前から兵庫県美方郡香住町御崎の日本海に面する斜面に自生する「平家かぶら」を一度見てみたいとお願いしていました。2012年4月5~7日に「平家かぶら」と在来ワサビの栽培現場を案内していただけることになりました。昨年から企画していただいていたのですが、3・11の東日本大震災で急きょとりやめになって宿泊所をキャンセルしたり、今年は大雪で雪解けが遅く、定まらない日程調整に心を砕いていただいたり、山根代表には本当にご苦労をおかけしました。この場を借りて深謝申し上げます。

在来野菜研究の先駆者である元山形大学教授の青葉高先生の著書「野菜」に、日本に自生するカブは兵庫県だけでなく、山形県、島根県、宮崎県にもあり、平家かぶら(カブ)とか、「天から降ってくる」の意味でフッテカブまたは、類似の言葉でヒッチェカブと呼ばれているという記述があります。
但馬地方の「平家かぶら」という名前の由来ですが、壇ノ浦の合戦で敗れた平家の落武者が御崎地区に住み着き、この自生のカブを食べて飢えをしのいだという言い伝えにちなむのだそうです。

続きはこちら→ ひょうご在来種保存会 通信第16号