死闘!  モモVS蛇

「グゲー〜〜〜〜〜」。鶏舎から断末魔の声がすると、なぜか夜中でも目が覚めます。
「おのれ―― 、アライグマのラスカルの野郎か。ここで出会ったが(布団の中でまだ出会っていない)百年目。たたっ斬ってやる」(さすが、社長――)
ヘッドライトON。長靴ON。そして、手には突き刺すためのフォーク。「モモ――、モモ――」(勇ましいわりに、必死でモモを呼ぶ。

ニワトリ小屋にたどり着いて中をのぞくと、何もいないのです。「あれ?」そういう時は決まって蛇です。中に入ってヘビを外に出そうとすると、さっとモモが入って来て、ヘビにかみつきます。「モモ、本気でかむな。モモッ。蛇はいいやつなんや。ちょっとだけかんだら、逃がしたれ」。先日、ワナにかかった鹿をかみ殺したモモにそんな言葉が通じるはずがありません。なんとか蛇を外に出したものの、戦いの場は囲ってあるニワトリの運動場へと。そこは降りしきる雨でグチョグチョなのです。モモも蛇もドロ鶏フンでグチョグチョです。

「オワッ」モモがかんで放り投げた蛇がまともに飛んできて、身体に当たりました。モモは、その蛇をかんでは投げ、かんでは投げ・・・しまいに蛇は仰向けになり、動きません。「あ――あ」モモを怒る気にもなれず、家に入りました。上の服も下の服も、ドロ鶏フンがいっぱいついていました。「あ〜あ」眠い目をこすりながら、ドロ鶏フンのいっぱいついた上下の服を、お湯を入れた大きな洗面器につけました。

09年7月下旬

村長註: 最近、猪や鹿ばかりでなく、アライグマの被害がそこらいらじゅうで聞かれるようになった。我が「空楽園」も例外ではなく、収穫を楽しみにしていたスィートコーン、かぼちゃ、スイカ、サツマイモ、ピーナツなどが全滅! うー、この怒り、この悔しさ! そこで最近、ミッチー(道の駅で3年前に拾った愛犬)にセコムしてもらうことにした。夜9時ころ、ミッチーを畑に置いた犬小屋に連れていくと、「私だってセコムできるわ」と言わんばかり、嬉しそうにシッポをふる(実は去年もそうしていた。もっと早くミッチーに頼むべきだった)。おかげで、この数日、畑に侵入された形跡がない。夜中に吠え出して、止まない時は懐中電灯を持って見回りにいく。ミッチーはといえば、夜警疲れか、昼間は寝てばかりいる)