「耕す」社が丹波の農地を賃貸契約

都市部の環境意識の高い農業生産法人による地域起こしの新しいスタイル。


丹波新聞より(2012年09月23日)
市島町中村と契約交渉中 小林武史さんら著名音楽家出資

著名な音楽プロデューサーの小林武史さんが代表取締役を務める農業生産法人 「耕す」 (千葉県木更津市) が、 丹波市市島町下竹田の中村自治会 (大久保純太郎会長) と農地の賃貸借契約を結ぶ交渉に入っていることが分かった。 年内にも契約を交わし、 来年には有機野菜の栽培を始める予定。 丹波市産業経済部は、 「 『耕す』 社を通じた市のイメージアップや、 交流人口の増加につながれば」 と期待している。
 同社は、 小林さんのほか、 人気バンド・ミスターチルドレンの櫻井和寿さん、 世界的ミュージシャンの坂本龍一さんが設立した 「ap bank」 が出資し、 2010年に設立。 千葉県木更津市にある約30ヘクタールの農場で年間約40種の有機野菜を栽培。 卸売業者や首都圏のレストランに卸しているほか、 農作業体験イベントや就農支援なども行っている。
中村自治会と賃貸契約を結ぼうとしているのは、 同自治会財産管理会所有の約1・4ヘクタールの農地。 米を栽培していた時期もあったが、 近年では作り手がなくなり、 そばを栽培したり、 ここ4年ほどは景観作物としてコスモスを栽培している。 大久保自治会長によると、 兼業農家が多いために、 自治会所有の田んぼにまで手が回らないのが実情という。
同社によると、 千葉県以外にも国内に数カ所、 拠点を持ちたいという構想を持っており、 関西の拠点を探すなかで丹波市が候補として浮上した。
同社は、 「兵庫県や丹波市にフットワークよく対応していただき、 安心感を持った。 また、 市島は有機農業が盛んなところであり、 有機農業に対する意識の高さや理解、 歴史を感じた。 契約に向け、 地元自治会と前向きな協議をしていきたい」 と話している。
【ap bank】音楽プロデューサーの小林武史さん、 ミスターチルドレンの櫻井和寿さん、 世界的ミュージシャンの坂本龍一さんが拠出した資金をもとに2003年に設立。 自然エネルギーへの取り組みや環境保全などの環境プロジェクトに融資を行う組織で、 野外音楽イベントの収益などを原資としている。 東日本大震災の復興支援活動も行っている。 「耕す」 は、 その関連プロジェクトの一つ。 農場のうち、 約4ヘクタールは有機JAS認証ほ場。
 

写真・「耕す」 社と契約交渉に入っている市島町中村自治会所有の農地=同地区で
丹波新聞
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1396

 コメント:こうした動きが全国で広まってほしいものだ。