ヒッグス粒子、黒枝豆、シャープ、大阪維新の会・・・、そして草刈り

 この夏、世界中で大きな話題を呼んだヒッグス粒子。神の素粒子とも言われる“この子”も気になるが、同じくらい気になるのが「黒枝豆」とシャープ、大阪維新の先行きだ。


黒大豆は、花を咲かせはじめるこの時期に、水を大量にやらないとうまく結実しない、と言われている。この1カ月ほど、まともに雨が降っていないので、しびれをきらし、昨日の夕方、丹波カルデンの畝に水を流し込んでもらった。
そして今日(9月1日)、朝から雨が降っていたが、おしめり程度だった。昨日の水遣りが無駄にならずにすんだ。
一昨日、炎天下の黒大豆のことを心配しながら、所用で電話したOさんに言われた。
「今週の週刊現代にシャープの記事が載っていますよ。元副社長だった佐々木さんがコメントしていますが、平野さんの本に書いてあるとおりのことを言ってますね。シャープはいまこそ創業者精神にもどらないといけないと・・・」
拙著『シャープを創った男 早川徳次伝』(日経BP社)は、2004年に出版され、3年前には韓国語、この春には中国語訳でも出版された。それは大変栄誉なことだが、その韓国・中国に日本の家電業界は追い上げられているのは悔しい思いがする。
本書にも登場する佐々木正(97歳)という人は、ソフトバンクの孫正義氏に目をかけて世に出したことでも有名だが、ぼくが取材したときにはナノテクノロジーの研究開発に熱中されおり、まさに技術者の鏡だと感銘を受けた覚えがある。
さっそく街の本屋で『週刊現代』(9月8日号)を買って読んだ。拙著で佐々木さんを取材のときは、さすがにシャープの将来を慮って、遠回しにぼかした言い方をされていたが、(拙著でもあえて書かなかったことを)ここではズバリ発言している。とくにオンリーワン商品(液晶テレビ)にあぐらをかいてしまった歴代経営陣を厳しく批判している。
その晩、拙著を読んでいる古い知人からも同じ話題の電話があった。
叩きあげの職人・発明家でもあった早川徳次の口癖は、「他社に真似されるような商品を造れ」ということだった。それは工業製品にかぎったことではなく、どんな分野でも言えることだろう。
モーニングコーヒーを飲みながら雨上がりの空を見上げていると、ヒッグス粒子、黒枝豆、シャープ、大阪維新の会・・・・そして今日の草刈り作業のことなどが、頭のなかをぐるぐる回転していた。(村長 平野)

写真右上:トウガラシ(鷹のツメ) 太陽をいっぱい貯め込んだ鮮やかな色! やれやれ、もうすぐ夏も終わりだ。