丹波発:「全国初の自治会太陽光発電」を案内する

加速する「電力の地産地消」
「山王自治会がつくった太陽光発電を見学に行きたい」と、朝来市の藤本茂樹さんから電話があったのは一昨日(8月27日)のこと。


思いこみで約1時間のロス
「案内しますから、うちに寄ってください」とぼくは返事をした。
藤本さんは朝来市上八代営農組合の理事長として、戸数わずか20軒しかない地域の営農活動にがんばっている。この地域の棚田ボランティアに行った十数年前からのお付き合いで、いまは「コウノトリ育む農法」のお米を販売させてもらっている。
昨日(8月28日)、藤本さんほか6名が車一台で10時前に来社(朝来市から車で50分ほど)。お茶を飲んで30分ほど雑談してから、ぼくの軽トラを先頭に案内した。
が・・・、現地は車で7~8分のところだったのに、そこに辿りつくまで1時間以上かかってしまった。「国領山王」と聞いていたのに「王子」と勘違いして、それからも2度ほど勘違いを繰り返してしまったからだ。 
なんと、その太陽光発電の発起人は、「山の芋」を販売させていただいている細田泰宏さんだったのだ。
たしか数カ月ほど前に「丹波新聞」の記事を読んでいたが、その時点でぼくは「国領山王」を「王子」と思いこんでしまっている。藤本さんが持っていたインターネットの記事コピー(アメーバーニュース)を確認していれば、こんなことにならなかったのだが、思いこみで走ってしまった。面目ない!

※アメーバーニュース http://news.ameba.jp/20120630-72/ 

「電力の地産地消」と自治会のために
細田泰宏さんとのコンタクトがとれてからも20分ほど現地で待たせてしまった。炎暑のなか待っていた細田さんに、藤本さんたちはいろいろと質問。アメーバーニュースの記事にあるように、細田さんは、「電力の地産地消」とともに高齢化する各家の経済的負担を少しでも減らして自治会の活性化をはかりたい、ということだった。
・敷地面積は、約700平方メートル
・195ワットの発電能力のあるパネルを216枚
・発電量は年間4万4000キロワット
・設置費用は約1700万円(国産パネルを使うと3000万円という)
・1キロワット40円で計算すると、約180万円の収入
・約10年で投資を回収できる計算
「これまでは1軒あたり月5000円(年6万円) を負担しあって自治会を運営していた。軌道に乗れば、1軒あたりの運営費をなくす」と細田さん。
そういう思いや目的は藤本さんの自治会も同じだし、全国いたるところの田舎の課題である。
この見学の後は、市島町のNPO「丹波太郎」に案内して、昼食に米ッ子ラーメンを食べる。この丹波太郎のラーメン店の敷地内にもこの春ごろに太陽光発電を設置しているが、「建設費用360万円、10年間で収支はプラマイ・ゼロ」だという。代表の荒木武夫さんは「脱原発」の意思表示として設置したと、その目的は明快である。
ちなみに我が家でも、2年前に太陽光発電を屋根に設置している。それ以来、家人はスイッチの消し忘れには以前に増してやかましくなった。

参考までに、今日の「知恵クリップ」には、こんな記事がある(驚異的な勢いで普及する再生可能エネルギー)。
脱原発の意思表明としても「電力の地産地消」はますます加速しそうである。  (村長)
 

知恵クリップより(12.8.29)
専門家の目は節穴? 驚異的な勢いで普及する再生可能エネルギー。
21世紀が始まる頃に策定された専門家の予想値は、現在検証してみると、あまりにも保守的だった。clipped by 神宮司信也
http://wired.jp/2012/08/13/renewable-energy-predictions-wrong/

知恵クリップ  http://chieclip.com/