ホタルを見ても感動しない?

「ホタルはもう見た?」と妻。
「見たよ、おとつい。家の前の田んぼに2、3匹飛んでいた」
「そう。なぜ言ってくれなかったの? ホタルを見ても感動しなくなったんじゃないの」
「いや、そんなことないけどな......」
車を運転しながら、妻から問われて、弁明している自分に気づく。去年までは、ホタルを見たらすぐさま妻を呼んでいたからだ。
丹波に移住してもうすぐまる5年。たしかに最近は、移住当初から比べたら、季節や風景の変わりように新鮮な感動といったものは薄れてきたかもしれない。しかしこの心境変化は自然なことで弁明することではないだろう。ただ、丹波ニューツーリズムを都市部にPRしようという村長の立場としては、いかにもマズイ。妻の一言で、ちょっと反省した。まだまだ見知らぬ丹波の魅力はたくさんある。その発見を楽しもう。