美しいアゲハ蝶を見た朝に

お盆の今朝、庭に出てモーニングコーヒーを飲んでいると、一羽の黒いアゲハ蝶がヒラヒラと頼りなげに飛んできた。何かを探しているのか、まるで迷える魂のように、少し飛んでは地面に止まりを繰り返している。


羽根の全体が真っ黒で、光沢のある玉虫色の模様を描いていた。写真を撮ろうとカメラを取りに家に入ってもどると、アゲハはまだ地面にすれすれに飛んでいたが、突然、「さようなら」とばかりに急上昇して梨園の向こうに消えていった。昨夜亡くなった人の夢を見ていたぼくは、その夢がいま醒めたような思いがした。
アゲハにもいろいろ種類があるようだが、後で調べてみると、ミヤマカラスアゲハに似ていたように思う。
蝶の幼虫は野菜づくりの天敵だから、見つけると手でつまんで取り除いている。しかし雨上がりのお盆の朝に訪れた、こんなに美しいアゲハ蝶を見てしまうと、幼虫を殺してしまうのは惜しい気もするのだった。   (村長)

※ 写真はゴマの花  
今年も時期を逸したのか、タネ播きは失敗。わずか3本の苗しか育っていない。このタネを残して来年こそは。