F1種でもタネ採りはできる?

数日前に久しぶりの大雪だったが、季節の巡りは正直なもので、家の庭ではウグイスがさかんに鳴きはじめた。そろそろ蕗のとうも出るころ、苗ハウスで春野菜のタネを播かなくては・・・。

小豆や黒豆、ハーブのタネなどは去年のものを採り置きしているが、F1品種(交配種)のタネでも採種しておけばつかえるものもあるということは、知らなかった。実際、F1種のタネを採って翌年播いても、作物に大きなバラツキができて、なかには「似ても似つかない、とんでもない作物」ができたりするからだ。(誤解をおそれず)極端にいえば、トマトからナスができるような。だから、ほとんどの農家さんはF1品種のタネを採種しないで、毎年新たにタネを購入しているはず。
ところが、F1品種でも、翌年も使えるタネがあるそうだ。「スイカ、エンドウ豆、スナップエンドウ、ピーマン、ナスなどは、わりと揃いがよいこともわかってきました」と、桐島正一さんは書いている(『農家日記2011』より 農文協)。
「私は、60品目作っている野菜のうち50品目くらいは自分でタネ採りをしています。タネ代は買った場合の三分の一以下で済みます。また、一般的に自分でタネ採りをした野菜は、市販のタネよりも病気や害虫に強く育ち、非常に作りやすいものもあるのです」 
ほぉー、そういうものですか。しかしF1品種には交配種だけでなく、農薬耐性の遺伝子組み換え品種もある・・・そこを見極めないことには。
「昔の人はタネの性質をよくつかんでタネ採りをしていました。その知恵に学びながら、いまは冷蔵庫も活用するとよいと思います」
うーん、昔の人はえらかった。少しは見習い試してみよう。でも、こういう昔ながらの篤農家がどんどん増えたら、種苗会社は困るんでしょうね。  (平野)

遺伝子組み換え食品についてはこちらを参考に。
安田節子の遺伝子組み換え食品Q&A  http://www.yasudasetsuko.com/gmo/faq.htm