山のあなたの空遠く~

いきなり寒くなりました! というよりひたすら冷たいです。
この辺りでは、雪が降ると、「今日はぬくいにぃ。」と言います。

というのも、冷たい日というのは、雪はちらちら降るぐらいで、夜は星がたくさん。つまり、放射冷却です。そういう日は、野菜が昼間でもずっと凍ったままで、土も表層の10㎝ほどは凍ります。こうなると、ごぼうなんか掘れません。

3日連続で朝から腰湯
いまは木こり仕事をよくしています。まずは竹。伐り倒してから、杭用に120㎝と90㎝(黒豆が倒れないようにするための杭)のをたくさん、たくさん作ります。伐り倒す→寸法に伐る→運び出す→ナタで割る→ナタで先をとがらせる、という具合です。まぁ、竹は軽いのでどうということはないのですが、問題は薪用の木こり仕事です。
先日、15mほどのクヌギをチェーンソーで倒しました。両手をまわしても届かない大物です。ギャイーン、ギャイーン・・・・・、メキメキメキメキ・・・・、バキバキバキ・・・ズッドドーーーーン。すごい迫力です。そして、すごい枝の量です。枝を燃やすだけで疲れ果てました。そして、幹の部分はというと、信じられないくらい重いのです。備長炭の原料のウバネガシの仲間の樫なんか、「信じられないくらい」をはるかに超えて重いのです。一体、実がどれだけ詰まっているのでしょうか。
家に持って帰って、さあ、薪割りをと思ってオノを振りおろしても、オノが弾んでしまうのです。何という硬さ。それでも、山仕事はいいですね。うららかな天気の日なんか、たたずんでいると、しみじみと幸福なのです。山のあなたの空遠く~ 「幸い」住むと人の言う~。
と、ここまで書くと、何やら牧歌的な様子の山仕事ですが、あまりにハードなので、またまた腰を痛めてしまいました。3日連続で朝から腰湯をしました。1時間半とか。出荷もキャンセルしたりして、一部の方々にはご迷惑をおかけしました。それでも下記のような言葉(“伝説の木こり”長谷川力雄)に出会うと、また、山に行きたくなりますね。
「おれは84だで。だども頭の中はきれいなもんだ。おはんもな、目標持ってよ、元気にやればいいせ。何か行き詰ったときがあったら、もう一回くればいいせ。」   (のり・たま農園 坂口典和)