澤穂希のいないなでしこジャパンじゃないですか。

霜が降りて甘くなる野菜たち

 やっと、やっと寒くなってきました。しかし、まだ野菜に味がのっていません。未だ霜が降りておらず(この時期、霜無しは珍しい)、霜が降りるようになれば、野菜たちは寒さから身を守るために糖分を蓄えて、結果、甘くなるというわけです。ただ、寒さで少しずつ傷んでゆきます。たとえば、もう少ししたら出る冬キャベツ、うちのは外葉が赤紫色っぽくなるものが多いです。

 しかし、しかし、しかし・・・! 
その赤紫色、アントシアニンといって、果実や花の赤・青・紫の水溶性の色素の総称で、糖とむすびついた配糖体成分のことでそうです。"糖"なので味が甘くなるということです。しかも、しかも、このアントシアニン、生活習慣病の原因の活性酸素を破壊する抗酸化作用があるのです。良いことだらけじゃないですか!
しかし、しかし、みな様、実は、このアントシアニン、というか、赤紫色を帯びたキャベツなどは、市場でめちゃくちゃ嫌われるのです。理由は、見た目が悪いから。なんだか、とてももったいない話です。でもって、赤紫色をなくしたい!ということで、アントシアニン・フリーのキャベツやらブロッコリーが最近かなり一般的になってきました。
しかし、しかし、しかし、そんなもの、気の抜けたビールじゃないですか。澤穂希のいないなでしこジャパンじゃないですか。塩無しのおにぎりじゃないですか。(12.2  のりたま農園 坂口和典)