シャネルの名セリフ

 「女は朝鏡を見ながら今日はどんな服を着ようかと考えるものなのよ。男のためじゃないわ、自分自身のためよ」
 映画のなかのココ・シャネルの名セリフ。思わずウーンと唸ってしまった。男と女の違いや落差はここにあり、と大発見したような気分。

対極にいる野生人  

  「シャネル5」という香水の名前くらいしか知らなかったが、彼女は「古い価値観にとらわれない女性像」をブランドポリシーとして世界に羽ばたいたファッションデザイナーだった。
ココ・シャネルは、当時のレディーたちに見向きもされなかった麦わら帽子を細工してファッション性のある帽子をつくりだす。そして1910年、パリのカンボン通りに「シャネル・モード」という帽子専門店を開店したのが始まりという。
この映画を観て、女性にとってファッションの力というのはスゴイものだとつくづく感じた。そして、よくよくわが身を振り返ると、最近は鏡をまともに見るのは朝の洗面のときぐらいかな、と。
ところで麦わら帽子といえば、真夏の畑には欠かせない百姓アイテムの一つ。なのに、私の近所には、真夏でも丸坊主頭に麦わら帽子もかぶらず、ランニングシャツ一枚というファッションの百姓が住んでいる。いわばシャネルの対極にいるこの人は、私がひそかに敬愛する野生人である。
(2011.11.20 村長)