ますますいいね、蕎麦屋もキャラクターも

紅葉を観てから大名草庵へ

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  11月6日の昼、妻の父親と3人で高源寺の紅葉を観てから久しぶりに大名草庵(おなざあん)を訪ねた。いつ来ても山の清流がきれいで、田舎らしい田舎を感じる所。
 運転する妻をさしおいて、義父とふたりで山名の名酒を酌み交わしているときに、店主の西岡芳和さんがニコニコ顔で挨拶にきた。ねじり鉢巻きがますます似合うようになっている。私が好きな赤塚不二男の漫画に登場させたいようなキャラクターだ。
 「このお酒、いけるねぇ」と義父。
 「美味しいそばと日本酒は合うんですよね」と、自称そば通の私も調子に乗ってぐいぐい。
 妻が父親を心配そうに見ながら、「いいかげんにして」と言いたげに横目で私をにらむ・・・。


ハーレーおじさん、そば好きが高じて

  青垣町のはずれにあるそば屋の大名草庵(おなざあん)は、開店してまる3年になる。開店準備の1年前に西岡さんと出会い、丹波新聞にこんな取材記事を書いた(2007年3月3日掲載) 

 「定年後もシティーボーイで通そうかと思っていた」と、横浜生まれ川崎育ちの芳和さん(59)は照れ笑い。東大阪出身の順子さん(51)に出合ったのは、本社が大阪にある大手スーパーに就職したからだ。 s-DSC_大名草庵11.11.6-2.jpg
   来年二月の定年後、「ハーレーに乗ってふたりで全国を走り回ろう」と宣言。それを楽しみにしていた順子さん。ところがテニス、バイクとともに三大趣味の「蕎麦打ち」が、Iターンへの扉を開けてしまったのだ。
   「私は関東人だから蕎麦好き。関西に来て、さぬきうどんには感動したけれど、旨い蕎麦はないだろうと思っていた。ところが文献によると蕎麦の発祥は大阪の砂場で、食べ歩いてみるとツユにしても関東より美味しい蕎麦屋が多かった」 四年前、たまたま蕎麦打ち体験して、その魅力にハマった。「急誂えの趣味ですが、友人知人に蕎麦を打ってあげると本当に喜んでくれるんです」
   現在は蕎麦打ち2段の腕前。二毛作人生はハーレーおやじよりも「蕎麦屋のおやじになる」ほうが楽しそうに思えてきた(以下、省略)。

   ◆  ◆ 

 西岡さんは、茅葺き民家を即決購入して、一年がかりで改装・開店準備。この取材のとき、庭でザル蕎麦をたっぷりご馳走になったが、そば粉百パーセントで練った蕎麦の味は本物だった。これなら、青垣の山奥でもだいじょうぶと確信したが、実際、お店は順調にいっているようだ。
当初、「私は手伝わないわよ」と言っていた順子さんもすっかり板についている。そばが美味いだけでなく、気さくで明るい夫婦のキャラクターがあるから繁盛するのだろうと、常々「愛想がない」と人に言われる私は納得した次第。           (2011.11.19  村長)

大名草庵(おなざあん) 丹波市青垣町大名草1003 TEL(0795)87-5205
※できるだけご予約を  
西岡さんのブログも人気です → http://blog.livedoor.jp/onazaan/

奥丹波蕎麦人会の店(大名草庵、そばんち、三津屋妹尾)
「そば文化を奥丹波に」を合言葉に、いずれもIターンした3人の店主が、それぞれの個性を尊重しながら協力している。

    ●そばんち    丹波市市島町梶原125 TEL(0795)78-9505
                                    http://blog.livedoor.jp/sobantisatou/
     ●三津屋妹尾   丹波市青垣町井縄640 TEL(0795)87-2550
                                    http://blog.livedoor.jp/mituyasenoo/

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関西花の寺 高源寺(青垣町)