ブルーノと黒枝豆の選別作業

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「ヒラノさん! ミテミテ! ホラ、コンナニチッサイ、カエル、カワイイ!」
ブルーノ(舞流宇之)はそう言って、写真撮影を要求する。またかぁ・・・思わず舌打ち。でも、自然児ブルーノはもう、いつものスマイル・ポーズをつくっている。

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この数日で豆が薄赤紫に色づき、黒豆らしい味になってきた。黒枝豆の収穫手伝いは大変ありがたいけれど、ブルーノはいたってマイペース。彼の歳は内緒にしておくが、放っておいたらカエルちゃんといつまでも遊んでしまうだろう。 

「ボク、プロポーズするよ」 

 アメリカに帰国して7年、今回の来日目的は、本腰入れてのヨメさん探し(彼は日本女性が一番好き)。漢字名"舞流宇之"の名付け親としては、何とか目的を遂げてほしいと祈っていたが、とうとう見つけたらしい。s-DSC_ブルーノとミッチー.jpg
「ハーイ、ヒラノさん、ボク、こんど彼女にポロポーズするよ。どんな風に言ったらいいかなぁ。指輪は必要かな・・・」
丹波に来る数日前、そんなことを電話で相談してきたが、どんな女性なのかわからないし、自分で考えなさいと言いたかったけれど、「女性の気持ちがわからない」と常々妻に言われているので、とりあえず妻に電話をまわした。 
とにかく、愛すべき心やさしいブルーノは、子供天使のまま"舞いながら宇宙を流れ"、二十年前とまったく変わっていない。だからミッチーもブルーノが来ると、しっぽをぶんぶん振ってすり寄っていく。
この日(10月15日)は、黒枝豆を40050kgほど選別する予定。一人でこれをやろうとしたら、まる一日かかってしまうが、ブルーノのおかげで数時間は短縮できた。

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選別作業をしながら、病気になっているアメリカの母親への心配ごと、結婚後の生活などについてあれこれ話しあった。そしてブルーノが納得した結論は、自分のほうが彼女の生活に合わせる、ということだった(英語・フランス語教師のブルーノは堺に住んでいるが、彼女は広島県にいる)。
しかしブルーノがふらふらと自由に舞いながら宇宙に流れなくなると、いったいどうなるのだろうか。カエルに見向きもしなくなるブルーノはとても想像しがたいのだが・・・。(2011.10.18 村長)

PS  今度、ブルーノから電話があったら、こう言ってやろう。
「ダンスで求愛する鳥のように、ブルーノも舞流宇之らしくダンスポロポーズってのはどうだい?」
ブルーノはきっと大笑いして、「ワー、イイネ、ソウスル」と答えるだろう。