カミナリさんを「稲妻」という訳

有機肥料もいっさい使わずアイガモ農法で米作りをしている藤田さんに、今年も脱穀をお願いした。

軽トラいっぱいの稲束を積んで、車で40分ほどの藤田農園へ(福知山市)。

「どうですかね、30kgはいけますか? 昨年以下の収量はまちがいないでしょう」
「そうやねぇ、まぁ、それぐらいかな(笑)」
脱穀作業の最中、藤田さんが言った。
「今年はカミナリさんがちっともならなかったから、全部の田んぼが20%の減収やった。カミナリさんのこと、稲妻って言うでしょ。稲妻がチッソをつくってくれると言うと、信じない人が多いけど・・・」
「いや、ぼくは信じる。カミナリの波動が空中からチッソをとって田んぼに入れてくれるじゃないですかね」

脱穀したときには50kgほどあったが、玄米にして選米機に入れていくと・・・
結果は、200g足りない、29.8kgでした。乾燥度は16でぎりぎりの線(昨年は19もあったので、乾燥機に1時間ほど入れなくてはいけなかった)。
田んぼ面積からしたら70~80kgは採れるはずだが、ほったからし農法だから、仕方ない。
(ちなみに、「チッソ・リン酸・カリ」の化学肥料を使い、除草剤・農薬も使用する慣行農法では、1反あたり少なくとも400~500kgはとれる)

藤田さんは、「アイガモ農法したら? かわいいよ」と言ってくれるが、電柵をつくったりして、それも結構手間だ。
いずれにしろ来年はカミナリさんにも手伝ってもらい、もうちょっと真面目にやろう。
2016.10.22 村長

後日、田植えを手伝ってくれた友人から一句あり

雑草にもまれてうまし兄の米