不合理で不都合な真実だけれど

草まみれのなかの稲刈りをするのに、どうしたものか・・・。
10月9日、「稲刈り・地鶏バーベキュー&温泉&丹波三番叟」に8人が参加。しかし、

これだけの人数がいれば何とか稲刈りはおえるだろう、とは思えなかった。
というのも、みなさんは都会人である、ド素人である。失礼ながら体力もあまりなさそうである。
実際、二日前から延べ5~6時間かけて一人で稲刈りしてみたが、わずか3畝ほどの田んぼの十分の一ほどしかすすまなかった。伸び放題の草をかきわけ、かきわけしながら稲を刈る。
これじゃ、稲刈りとはいえない。稲草刈だ。
雑草との格闘を見かねたのか、地元のKさんが「草刈機で刈ったらどうや」と言った。
そうか、その手があったんだ!
そして当日、手刈り作業を極力少なくして、稲の根元を草刈機でばんばん刈った。刈り取った稲を一か所に集めてもらい、稲束にしていった。
途中、遠慮して、「もうこのへんで終わりましょうか」と言ったら、
「最後までやりおえないと達成感がないので・・」と一人の若者が言ってくれた。
おかげで最後まで刈り終えることができた。そして雑草の山・・・・

いわゆる慣行農法の米作りは「除草剤と農薬と化学肥料」と、田植えから稲刈り、脱穀・乾燥まですべて機械。極めて合理的だがお金がかかる。それにひきかえ、我が家の田んぼは、田植えもしないお布団農法。一見、合理的経済的なようだけれど、ホッタラカシにしすぎた結果、草まみれとなってしまった。自然の勢い・生命力を甘くみると、こんなことになる。
行き過ぎた合理主義がイヤイヤで、自然農法にこだわってみても、結局、合理性を選び草刈機の世話になってしまった(来年もこの手でいこうかな)。

さてさて、今年の収量は・・・昨年以下、30kgもあるだろうか?
年追うごとに体力の限界を感じて、ひぃひぃ言いながらの労賃も含めた米のキロ単価はおそらく5000~6000円? いやそれ以上かも。
不合理で不都合な真実だけれど、やっぱり百姓気分を味わうためにも米づくりは止められまへん。しかし来年はもうちょっと真面目にやらないといけませんねぇ。

それにつけてもアリガタイのは、田んぼの周りに植えた黒豆が、草にまみれても勢いがよく、実のつきもよいこと。「黒豆は畦に植えるとよい」のは聞いていたが、これはホントウだ。
数日前から、毎晩ビールのつまみに、ハトのように黒枝豆をせっせせっせと食べている。
まさに丹波の極楽時間、田舎は最高です。 
                 
                                          2016.10.11  村長